ファッション

2026.05.23 15:00

江戸前と春ニット─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

「江戸前」とは元来、江戸近海の海産物を指す言葉だが、転じて江戸の流儀を表すようになった。そんな江戸では男たちが羽織袴を着ずに着物を着流し、鯔背を競ったという。かくいうスプリングニットも江戸前の流儀に倣い、ノンシャランに着るのが気分。その分、上質な逸品をえりすぐれば、末長く着られて、地球にもすこぶる優しい。


時を超えて感性に響く普遍的な美しさを纏う

カーディガン399300円、Tシャツ89100円、ジーンズ200200円〈すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン Tel:03-5276-8300〉
カーディガン399300円、Tシャツ89100円、ジーンズ200200円〈すべてブルネロ クチネリ/ブルネロ クチネリ ジャパン Tel:03-5276-8300〉

柔軟で軽やかな上質コットンを厳選し、ミドルゲージニットで編み立てたショールカラーカーディガン。肩周りにはケーブルが絡み合う模様がジャカード編みで表現されており、あたかも古代彫刻のような普遍的美しさを演出。ややワイドなショールカラーが優美なエレガンスを添える。ブランドの本拠地であるイタリアの小村、ソロメオの紋章が描かれたオリジナルメタルボタンもクラシックなアクセントに。ボリューミーな襟やケーブル柄により、シンプルな白Tシャツに羽織っただけで装いがさまになる。

極上素材を駆使した大人のデイリーウェア

パーカ524700円、シャツ253000円、パンツ291500円、靴190300円、サングラス83600円、トロリーケース693000円[予定価格]〈すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel:0120-00-1854〉
パーカ524700円、シャツ253000円、パンツ291500円、靴190300円、サングラス83600円、トロリーケース693000円[予定価格]〈すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービス Tel:0120-00-1854〉

スポーティなパーカスタイルのニットは、滑らかな肌触りのカシミアウール混素材を使用。表がグレー、裏がブラックの二重編みになっており、フード部分で都会的なコントラストが楽しめる。胸のロゴは緻密なヌメ革のレザークラフト製であり、ルイ・ヴィトンのバッグを思わせる。襟元からインナーのシャツの襟を出すと、こなれた雰囲気に。チノパン風のパンツはシルクカシミア製であり、美しいドレープが上品な大人らしさを演出。

幅広い季節で活躍するニットアイテムの価値

カーディガン411400円、セーター261800円、手に持ったブルゾン1250700円、パンツ187000円、靴147400円〈すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン Tel:03-5579-5182〉
カーディガン411400円、セーター261800円、手に持ったブルゾン1250700円、パンツ187000円、靴147400円〈すべてロロ・ピアーナ/ロロ・ピアーナ ジャパン Tel:03-5579-5182〉

絶妙な3色のコットン糸をメランジ調にミックスしてリブ編みすることで、まるでツイードのように豊かな表情に編み立てたショールカラーカーディガン。味わい深い存在感があり、ウエストのパッチポケットもアクセントになっているため、インナーとしてはもちろんアウターとしても十分さまになる。春先から秋口まで、幅広いシーズンで活躍してくれるニットアイテムだ。一着で存在感があるので、無地のセーターに羽織るなどシンプルなアイテムとコーディネイトしたい。

この春トライしたいニット・オン・ニット

スキッパーシャツ286000円、タートルネックセーター231000円、パンツ137500円、靴198000円、バッグ330000円〈すべてフェラガモ/フェラガモ・ジャパン Tel:0120-202-170〉
スキッパーシャツ286000円、タートルネックセーター231000円、パンツ137500円、靴198000円、バッグ330000円〈すべてフェラガモ/フェラガモ・ジャパン Tel:0120-202-170〉

ボタンのないVネックのような開放感と襟羽根による上品さを併せもつスキッパーシャツは、近年の注目アイテムのひとつだ。そんなスキッパーをネック部分がコンビネーションカラーになったタートルネックセーターとレイヤードすることで、肌寒さの残る春先にうってつけのニット・オン・ニットスタイルが完成。ボトムスにボリューム感のあるワンタックのワイドパンツを合わせるなら、裾をタックインしてウエスト周りをすっきりさせると、全体がバランスよくまとまる。

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direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda | styling by Makoto Yoshino | hair & make-up by Takeshi Kato | model by Daisuke | text by Yasuhiro Takeishi, Tetsuo Shinoda

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