北米

2026.05.14 07:30

米上院、次期FRB議長としてケビン・ウォーシュを承認

Andrew Harnik/Getty Images

ウォーシュに対する称賛と批判

カナダ銀行とイングランド銀行の総裁を務めた経歴をもつカナダのマーク・カーニー首相は、ウォーシュについて「この極めて重要な時期に、世界で最も重要な中央銀行を率いる人物として素晴らしい選択だ」と述べた。また、ブルッキングス研究所のシニアフェローを務めるロビン・ブルックスはXへの投稿で、「実に優れた人選だ」と投稿している。バラク・オバマ元大統領の下で大統領経済諮問委員会の委員長を務めたジェイソン・ファーマンは、ウォーシュが「実務面でも独立性においても、議長としての基準を十分に上回っている」と評価した。経済学者のモハメド・エラリアンは、ウォーシュが「深い専門知識、幅広い経験、そして鋭いコミュニケーションスキルの強力な組み合わせをもたらすと信じている」と語っている

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一方、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員(マサチューセッツ州選出)はブルースカイへの投稿で、「ケビン・ウォーシュは、2008年の金融崩壊で生まれた何百万人もの失業者を助けることよりも、ウォール街を救うことを優先した人物だ。どうやら彼は、トランプの忠誠心テストに合格したらしい」と述べた。ウォーレンはさらに、「FRBの独立性を重視すると称する」共和党議員は、トランプがパウエル議長やリサ・クック理事に対する「魔女狩り」をやめるまで、指名を進めるべきではないと付け加えた。

パウエルは、理事としてFRBに留まると表明

FRB議長としての任期が15日に終了するパウエルは4月、今後は理事としてFRBに留まると表明した。パウエルはこの決定について、連邦準備制度が直面している「一連の法的な攻撃」に対抗するためだと述べ、「これから決定される一定の期間」は理事会に留まるつもりだとした。さらに、「適切だと判断した時点で去る」とも付け加えている。パウエルが理事として残留する動きは歴史的にも稀なケースであり、元議長が理事に留まるのは、1948年に議長を退任した後、1951年まで理事を務めたマリナー・エクルズ以来のこととなる。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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