こまめに途中報告をしてもらっていたなら、修正できるチャンスが生まれます。資料を作りはじめてから、新たな課題に気づけるかもしれません。漠然としていたけれど、やっぱりこうだよな、とリーダーも思いつくかもしれません。
それこそ、新しい情報が入ってきて、この資料よりも、こっちの資料のほうが大切になった、ということが起きるかもしれません。
途中の報・連・相なしに進められて、いきなり締め切り直前にポンと「できました」と言われても、時間が足りずに大幅な修正ができません。また、そもそも、この資料は必要なくなってしまった、ということになっているかもしれない。
簡単な報告や確認でいいのです。
それをこまめにやってもらうことで、結果的にお互いに手間を省くことができます。ちょっと面倒のように思えても、結果的には「まったく不必要なものを一所懸命に作ってしまった」というリスクも回避できます。お互いに、より満足したものが作れるのです。
また、実はその過程が、メンバーの教育にもなります。パワーポイントにはこんな機能もある。あのお客様は実は社長の遠縁に当たる人だから、気をつけたほうがいいなど、こまめにアドバイスすることで、仕事を進めていく上でのノウハウを伝授することにもなります。
こまめに報・連・相をしてもらうことで、リーダーは軌道修正を図れ、イメージ通りの方向に持っていくことができます。またアウトプットをよりニーズに合った精度の高いものにしていくことができます。
メンバーの仕事力を計る上で重要な要素に
ちなみにメンバーにもいろいろなタイプがいます。ガムシャラに仕事をして大きな結果を出すこともあるけれど、突然やる気をなくすようなムラのあるタイプと、派手さはないけれど、コツコツ地道にやる安定感のあるタイプがいたとすれば、やはり積極的に仕事をまかせたいのは、後者です。
前者は大きな期待もできますが、調子の底に当たってしまうリスクがある。ミスをしたり、お客様を怒らせてしまったりすることになりかねない。リーダーとしては、そういうことを考えてしまいます。ホームランはなくても、安定的に進めてくれたほうが、重要な仕事は頼みやすいものです。
人間ですから、浮き沈みややる気があるとき・ないときがあります。しかし、自分でそれをどうコントロールしていくことができるか。リーダーがメンバーの仕事力を計る上でも重要な要素になります。
自分のやる気の波をコントロールできなければ、まかせてもらえる仕事も限られてくる、ということです。
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