Qualcomm(クアルコム)は、最新のスマートフォン向けプロセッサ「Snapdragon 6 Gen 5」と「Snapdragon 4 Gen 5」を発表した。これにより、より高速な性能が間もなく中・低価格帯のスマートフォンにももたらされる。
2025年9月に発表された「Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5」は、フラッグシップ機向けの昨年の最上位チップだった。
今回の発表により、より手頃な価格のスマートフォンでも、性能の向上とバッテリー駆動時間の延長という恩恵を受けられるようになるという。
Honor、OPPO、realme、Redmiといった主要なモバイルブランドはすでに、今年下半期に新チップを搭載した端末を投入することを表明している。
Snapdragon 6 Gen 5:AIカメラとWi-Fi 7
Snapdragon 6 Gen 5は、たとえばAIによる写真撮影や画質処理によってスマートフォンのカメラ性能を高めることを目的として設計されている。また、Qualcomm Adaptive Performance Engine 4.0(ゲーム性能を動的に最適化する技術)などを通じて、より没入感のあるゲーム体験を生み出すことも狙いとされている。
同社によれば、前世代のプロセッサであるSnapdragon 6 Gen 4と比べて、GPU(画像処理装置)の性能は最大21%向上し、アプリの起動も20%高速化するという。新チップはWi-Fi 7接続にも対応する。このチップを採用することがすでに発表されているブランドには、HonorとRedmiが含まれる。
Snapdragon 4 Gen 5:低価格スマホで90FPSのゲーム体験を
Snapdragon 4 Gen 5はエントリーモデル向けで、前世代チップと比べてアプリの起動が43%高速化されている。GPU性能はSnapdragon 4 Gen 4と比較して77%向上したとされており、これは体感できるレベルの差をもたらす数値だ。また、毎秒90フレーム(90FPS)のゲームプレイにも対応しており、より滑らかでカクつきのない体験を可能にする。ただし当然ながら、これにはディスプレイ側のハードウェアが対応していることが前提となる。
Snapdragon 4 Gen 5は、Dual SIM Dual Active(DSDA、2枚のSIMを同時に有効化できる機能)による5G+5G/4G接続にも対応しており、複数のネットワークにまたがって柔軟に接続を維持できる。
このプロセッサを最初に採用する端末は、OPPO、realme、Redmiから登場する予定だ。



