転職が珍しくない時代になった。キャリアを見直す動機は増え、転職サイトには日々膨大な求人が並ぶ。だが、いざ動いてみた先に何が待っているかは、経験してみなければわからない部分も大きい。
初めての転職は「やってよかった」のか、それとも「やっておけばよかった」ことが残ったのか。転職支援サービスのエン転職が実施した調査が、その実態を浮かび上がらせた。
積極的な応募が正解と後悔の裏表に
初めての転職でやってよかったこととして最も多く挙げられたのは、「『まずは受けてみる』という積極的な応募」で31%。年代別に見てもほぼ変わらず、続く「希望条件の明確化・優先順位付け」「自己分析・キャリアの棚卸し」(各20%)を大きく引き離した。行動を起こすこと自体が、転職経験者の記憶のなかで正解として記憶されている。

ところが、やっておけばよかったこととして最多に挙がったのは「たくさんの求人情報を比較・検討する」(19%)と「自己分析・キャリアの棚卸し」(同19%)、「スキルアップのための勉強・資格取得」(17%)だ。年代別に見ると、求人情報の比較検討は20代で30%、自己分析は30代で30%、スキルアップは30代で31%と特定の年代で突出して多い。
「希望条件の明確化・優先順位付け」も全体で16%ながら30代で28%と多く、「残業が記載内容と異なり、毎日終電帰りになるほど多かった」(30代・女性)といった後悔の声が複数寄せられた。
早く動いたことへの肯定と、動く前の準備不足への悔恨が共存している状況だ。




