現役の大学生や新卒の社会人は、学校でAIを使う経験があったとしても、仕事で使うことは警戒しているようだ。
・89%が、「AIや自動化によって、新入社員向け/エントリーレベルの業務が取って代わられるのではないかと不安だ」と回答。その割合は、2025年の64%から増加した。
・64%が「大学で学んでも、職場でAIを使う準備ができたとは思えない」と回答。
・58%が「今後の業務でAIを使うことに不安を覚えている」と回答。
これは、求人サイトのMonster(モンスター)が発表した「2026 Graduate AI Readiness Report(2026年版:新卒者のAIレディネスに関する報告書)」で明らかになった調査結果だ。キャリア初期にある人たちが持つ、仕事に関する期待や見通しに、AIがどのような影響を与えているかを尋ねたこの調査は、新卒者および卒業予定者1000人以上を対象に、2026年1月に実施された。
あなたがもし、仕事でAIを使うことを警戒しているなら、取り残されてしまう恐れがある。企業は以前にもまして、AIに関するスキルや専門知識、経験をいっそう重視するようになっているからだ。
AIによる悪影響から自分のキャリアを守りたいなら、何よりも重要なのは、AIを使いこなす能力を高め、AIを仕事にどう取り入れるかをコントロールできるようになることだ。しかし、AIを仕事で使うことを望まない場合は、次の3つの方法で、自分のキャリアを守ろう:
1. AIの影響を受けにくいキャリアパスを目指す
キャリアを今まさにスタートさせようとしている、あるいは、現在と違う方向へのキャリア転換を望んでいる人は、AIの影響を受けにくいキャリアパスを意識的に選ぶのも一つの道だ。
AIに取って代わられる可能性が低い職種を狙う
履歴書作成サイトResumeNow(レジュメナウ)は、AIに対する「抵抗力の強い」キャリアのトップ20を公表している。トップ10のうち、4つはヘルスケア分野、3つは航空輸送分野だ。
中には、自分の学歴や経歴とマッチしない職種もあるだろうが、これまでに検討したことのない業界を見つけるきっかけになるかもしれない。
より小規模で資本の少ない企業に目を向ける
個人経営の店や、非営利団体、地元企業などでは、リソースや資金が足りず、業務をAIで自動化できないケースもある。フォーチュン500にランクインするような企業や有名ブランドばかりを狙ってきた人は、規模の小さい企業に目を転じてみよう。
資本が少ないからといって、利益も少ないとは限らない。ただし、内定を承諾する前に、その企業の財務状況は詳しく調べておくべきだ。
フリーランスになって、思い通りに働く
キャリアを歩み始めたばかりの若手でも、家庭教師や家事サービスといった仕事にすぐさま生かせるスキルは持っている。AIに慣れて使いこなせる自信がつくまで、フリーランスとして、自分の好きなように働くのも一案だ。
自分のキャリアにAIをどのくらい取り入れたいのかをもっと把握した時点で、就職活動を再開すればいい(もしかしたら、フリーランスの方が自分に合っているという結論に至るかもしれない)。



