経営・戦略

2026.05.22 16:15

アマゾンで科学的採用メカニズムを学んだ僕が「ほぼ全員副業」の企業を経営する理由

8月の合宿で今後の事業可能性について語り合う、左から3人目の男性が筆者(筆者提供)

8月の合宿で今後の事業可能性について語り合う、左から3人目の男性が筆者(筆者提供)

PerkUP代表取締役 COO斉藤晴久氏は、アマゾン ジャパンの立ち上げ後間もない2007年から約8年間在籍、アマゾン・マーケットプレイスの発展形ともいえる「マーチャント@(現 Amazon出品サービス)」日本市場ローンチを、わずか数名のチームによって完遂させた。

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「マーチャント@」(現在の「Amazon出品サービス」)はAmazonのリテール部門が直接仕入れをしている商品提供者以外の全国の事業者がアマゾンの商品カタログ自体を自らで作るシステムだ。このシステムによって、自社商品を売りたいセラーは、要件さえ満たせば誰でも、アマゾンのカタログに自分のページを追加できるようになった。その意味で斉藤氏は、インターネット文化、中でもリテールメディアの「真のフラット化」を実現する歴史的なプロジェクトに参画した元アマゾニアンの1人ともいえる。

氏はそんなアマゾン時代、チームビルディングのため新メンバーのハイヤリング・マネジャー(自分の直接の部下を採用する担当者)を務めた経験も数多い。

斉藤氏が現在経営する組織の働き手は、なんと13人中10人が「副業」メンバーという。そんな組織で本当にビジネスは回るのか。そして、採用のプロ中のプロである氏は、自分がオーナーとなった企業で一体どうやって人を見極め、仲間を選んでいるのか。以下、斉藤氏の「note」から、自身による加筆、再構成の上転載する。

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全員フルリモート、ほぼ全員副業

現在、私が共同経営するPerkUPには、10名を超えるメンバーが関わってくれている。 全員がフルリモート。そして特徴的なのは、そのほとんどが「副業」として参画してくれていることだ。

彼らの「本業」の名刺を見ると、誰もが知る大企業や、急成長中のメガベンチャー、あるいは独立したフリーランスと多士済々だ。正直、「このメンバー全員がフルタイムで稼働してくれたら、どれだけのことができるだろう……」といつも夢想してしまうのだが、それくらい、優秀で、気持ちのいいメンバーが集まってくれている。

なぜ、彼らは忙しい本業の合間を縫って、僕たちの船に乗ってくれたのか。 そして、なぜ僕は彼らを選んだのか。

今日は、少し昔話を交えながら、僕たちの「働き方の実験」について書いてみたいと思う。

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文=斉藤晴久 編集=石井節子

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