米国防総省は現地時間5月8日、同省が「未確認異常現象(Unidentified Anomalous Phenomena、UAP)」と呼ぶ現象に関するファイルや画像の公開を開始した。これはドナルド・トランプ大統領が数カ月前に出した文書公開の指示に基づくものだが、同省は、これらのファイルはあくまで「未解決」の事例であり、内容の判断は「国民それぞれの解釈」に委ねるとしている。
国防総省のウェブサイトで公開されたファイルには、かつて機密扱いとされていたUAPに関する画像や文書が含まれており、なかには数十年前のものも存在する。
国防総省はXに声明を出し、ファイルの公開は「完全な透明性の確保」を目的としたものであると発表した。同時に、過去の政権がUAPについて「米国民を惑わせた、あるいはそこから関心をそらそうとした」疑いがあるとして批判した。
2025年2月、トランプは国民の「多大な関心」を理由にUAP関連ファイルを特定し、公開するよう国防総省に指示する意向を表明していた。
しかし、公開されたファイルから得られる知見は依然として不透明だ。国防総省の専用サイトには、政府として「観測された現象の性質について決定的な判断を下すことは不可能である」と明記されており、ファイルの内容からそれぞれが独自の結論を導き出すよう国民に促している。



