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経営・戦略

2026.05.14 09:15

若手社員はなぜ会社の花見に来ないのか 「お花見スルー世代」の本音とは

AdobeStock(写真はイメージです)

若手世代が求めているのは「別の対話」

一方で、調査からは若手世代がコミュニケーション自体を拒絶しているわけではないことも見えてきた。

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彼らが求めているのは「アルコール越しの抽象的な本音」ではなく、「シラフで向き合い、自分の価値観や貢献を正当に承認してくれる時間」であるという。

また形式的な親睦よりも、短時間でも質の高い1on1のほうが信頼関係の構築につながるという傾向も示された。会社行事に「参加する・しない」そのものより「参加しないことで評価が下がるのではないか」という空気感のほうが、若手世代にとっては大きなストレスになっているようだ。

飲み会1時間より、シラフの15分が大事

こうした結果を受け、スーペリアは「令和型チームビルディング」の3原則を提案している。

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1つ目は「アルコールの1時間」よりも「シラフの15分」を重視すること。週1回・15分程度の1on1を定期化し、短時間でも継続的に対話を行うことが重要だとしている。
2つ目は社内イベントを「完全選択制」にすること。不参加によって評価へ影響しないことを明文化することで、心理的安全性を高める狙いがある。
3つ目は「感情のデジタルログ化」。日々の小さな変化や意欲低下を可視化し、離職リスクを早期に察知する仕組みづくりを提案している。

スーペリア代表取締役の曽我香織氏は「お花見スルーという現象の裏には、組織が見落としている“意欲の喪失”という課題が隠れている」とコメント。対話を「組織の資産」として捉え直す必要性を訴えている。

かつては「飲み会に誘うこと」が部下への気遣いや関係を深めるための行動でもあった。しかし今は距離を縮めることより、安心して働けることのほうが優先順位として高くなっている。

若手世代は職場との関係を切りたいわけではない。「酒の勢い」や「空気」で関係を築くよりも、普段の対話や納得感を重視する傾向が強いだけだ。このことを今一度、組織全体で共有する必要があるだろう。

プレスリリース

文=福島はるみ

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