東京・原宿エリアの街角に、「令和ロマン」のキャラクターが描かれた100台限定のLUUPが登場した。車体には、ストリートブランド「9090(ナインティナインティ)」とコラボしたオリジナルデザインが施され、鎌を携えた死神風のくるまと、棍棒を構えた松井ケムリが描かれており、5月17日までの期間限定で街を走る。
これは、5月16日に開催されるM-1グランプリ王者・令和ロマンの単独ライブ『RE:IWAROMAN』を記念し、yutoriが展開するストリートブランド「9090」とマイクロモビリティシェア「LUUP」が共同で展開するプロモーションだ。4月28日には、原宿にある「9090」東京店でメディア向けのお披露目イベントも開催され、Luup CEOの岡井大輝、yutori代表取締役社長の片石貴展、そして令和ロマンのくるまの3人が登壇した。それぞれ異なる業界で躍進し、Forbes JAPAN「30 UNDER 30」の受賞者でもある同世代の3人が、異色タッグの経緯を語った。
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同世代のスピード感で進んだ、異例のコラボ
お笑い、アパレル、モビリティ。一見すると接点のない3者だが、もともとプライベートで親交があり、くるまのM-1優勝時には共に鍋を囲んで祝った仲だという。今回のトリプルコラボは、そんな気心の知れた関係からスピーディに実現したものだ。
すべての始まりは、単独ライブに向けて令和ロマンと「9090」が進めていたグッズ制作だった。「せっかくなら知り合いと作りたい」というくるまの連絡をきっかけに、Tシャツやステッカーなど計11種類のコラボアイテムが誕生し、今年1月から受注販売がスタートしている。
そこにLuupが合流したのは、車両展開のわずか1カ月前のこと。岡井がLUUP車両を活用した新しい広告企画を構想していたときに、声を掛けたのが片石だった。
「LUUPのラッピング広告の第一弾としてyutoriと何かできないかと片石くんとZoomで話していたんです。そのときに『くるまくんのライブ、5月じゃない?』と(気がついた)。でも仲が良いからといって、コラボが実現するとは限らない。社内的にも合理性が求められるので、条件が揃ったときにしか進めにくい。ですが今回は、それぞれにとって合理性が完璧に揃ってました」と岡井は振り返る。
急遽決まったこの企画について、くるまは「他の仕事ではできないフットワークでなんとか実現しましたよね」と話す。同世代ならではの距離感が、意思決定のスピードを後押しし、結果、短期間での実装につながった。
「ワクワク」を街に仕掛け、認知拡大
3人はこのコラボレーションによって、街に何をもたらそうとしているのか。
SNSを中心に熱心なファンを抱えるyutoriにとって、街に溶け込むLUUPの活用は、「9090」の認知を新たな層へ広げる機会になる。
「ストリートブランドって、カルチャーに寄りすぎとニッチになりがち。今回は令和ロマンと組んで、より広い層に届くと思う。単独ライブ前というタイミングも重なったことでいろんな人に楽しんでもらえるんじゃないかなと思います」(片石)



