街を面でジャックする「新たな広告」
岡井は、今回の施策を単なる交通広告ではなく、街全体を“面”でジャックする「新しい広告媒体」の幕開けとして捉えている。
「駅前に巨大な看板を1つ作るよりも、街中に数千箇所のポートがあり、そこから車両が動くことで接点機会が増える。圧倒的に視認性が高いのではないかと感じています。さらに今回はアプリを開いた際の告知も連動しています。街中で車両を見て、ポートで気づき、アプリでも繋がる。このO2O(Online to Offline)、エリアジャックが組み合わさるのが、LUUPの持つ新しい広告の強みです」(岡井)

なぜ今、リアルが効くのか
AIの普及により、ネット上の情報が個人の検索や嗜好に最適化されていく時代。だからこそ、物理的な都市空間に突然現れる情報の価値は高まると岡井は語る。
「ライブや新作映画など、1年前から告知されてみんなが知っているけれど、日々の中で忘れかけてしまう情報ってありますよね。それが街角の風景として突然現れると、『あ、いよいよ今月か』と一気に認知が広がり、街の空気が醸成されていくことを目指しています。僕が理想とするのは『ポケモンジェット』のような体験です。空港で見る人も、その飛行機に乗る人も『ポケモンだ!』と少し嬉しくなる。今回のラッピング車両も、いつもの通勤や移動が、少しだけワクワクするものに変わる。街の人にもLUUPを乗る人にとっても『おっ?』と思ってもらえる媒体を目指していきたいです」(岡井)
「レアなものって、見つけると誰かに見せたくなる。タクシーのレアな行灯や、ハート型のピノとか、見かけたら思わず写真を撮ってシェアするみたいな。SNSの“あったかい使い方”がみれたら」(くるま)

メディアお披露目会で、ラッピング車両に遭遇した際の“ご利益”について片石から問われると、くるまは「全体運が上がります。昔からテレビの占いで『全体運』が一番好きでした。特に、お笑い運が上がります」と答え、会場を沸かせた。
くるまは「(単独ライブ)ライブがそろそろあるぞ、ってことを感じてもらえれば。Kアリーナは2万席あるのですが、できれば全員LUUPで来ていただいて。特殊なお祭りだと思われたいです」と笑いを交えながら語った。

3人の共通点でもあるForbes JAPAN「30 UNDER 30」。今年の一般エントリーを受け付けている。(締め切り:5月31日)


