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2026.05.09 08:00

「ソブリンAI」の時代がやって来る 各国でうねり、30年に市場規模5000億ドルへ

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ビットコイン採掘企業が重要な役割を果たす理由

筆者はこうした論点を2月の記事でも提示していた。以来、ソブリンAIのうねりはますます強まっている。

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ビットコイン採掘企業は、各国が自国にAI能力を構築するために切実に必要としている希少な物理的リソースをすでに押さえている。電力契約、土地、冷却設備、変電施設などだ。こうした必須インフラがすでに整っているために、採掘企業はデータセンターの建設期間を従来型の事業者よりも最大で75%短縮できる。

評価は実際の取引に表れている。ハイパースケーラー各社は上場しているビットコイン採掘企業との間で、総額700億ドル(約11兆円)超にのぼるAI・高性能コンピューティング関連契約を結んでいる。デジタル資産運用会社のコインシェアーズによれば、AIインフラ事業は採掘事業と比べて1メガワットあたり3倍の収益を生み出す可能性がある。実際、いまでは採掘企業のおよそ7割がAIインフラ事業も手がけるようになっている。

筆者の会社を紹介させていただくと、ハイブ・デジタル・テクノロジーズは早い段階でこの方向に動き、BUZZ HPCを立ち上げた。この部門はカナダと北欧でソブリンAI向けクラウドサービスを運営している。これらの地域は、再生可能エネルギー、環境負荷の小さい冷却システム、利用可能な土地といった面で有利な自然条件を備えている。

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マネーの流れを追え

筆者はよく投資家に「マネーの流れを追うように」とアドバイスしている。マネーがいま、かつて見たことのない勢いで流れ込んでいる先がAIインフラだ。米国では今年、オフィスやホテル、倉庫建設への支出が減る一方、データセンター建設への支出は23%増えると予想されている。国富ファンドからも、電力から不動産、半導体、クラウドサービスまで、AIのバリューチェーン全体にますます多くの資金が注ぎ込まれている。

投資家にとって、ソブリンAIブームは「一世代に一度」級の投資機会を生み出しているというのが筆者の見方だ。ビットコイン採掘企業はこのブームの到来を予見していただけでなく、そのためのインフラも築いていた。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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