キャリア・教育

2026.08.02 14:15

トランプ発言構成にも学ぶ、なぜ英語話者には「言い負かされやすい」か

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まとめ

本稿では、ビジネス英語を使ったシーンにおいて、相手に「言い負かされる」「言いくるめられる」「押し切られる」という体験にどのような構造のカラクリがあるのかを解説してきた。

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「言いくるめられらる」「言い負かさせる」という体験はコミュニケーションの一側面でしかないが、このような体験は英語習得への衝動を強く掻き立てているに違いない。これまでもクライアントからは交渉技術を教えて欲しいと求められてきたが、これらの要求の背後にも「言い負かされる」「言いくるめられる」という体験があったのだろう。

これらの悔しい体験において、英語力単体では解決を得ることはできない。英語力に加え、コンテクスチュアル・ランゲージへの理解を深めることにこそ、解決策はある。

さらに英語が話せるようになることと、この【本論】部分の作り方に慣れることは、全くの別物だ。自分が作った【本論】の強い・弱いはコミュニケーションの中で吟味され、練られ、向上していくのがプロセスとなるからだ。

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英語でも、日本語と同じようにビジネスを円滑に進めたいと願うのであれば、英語力向上に加え、コンテクスチュアル・ランゲージへの理解を深めなければならない。

したがってまずは自分の言いたいことが相手に伝わるように、英語のストレートな表現を作る構成に従い、発言を組み立てる事を体得することが必要だ。そしてコミュニケーションの経験を積む中で、どのように【主張】と【本論】を構成すれば相手が納得してくれるのか、すなわち、相手に言い返されないような構成で発話できるのかを体得する必要がある。

これらの学習ステップを踏めば、「言い負かされる」「言いくるめられる」「押し切られる」といった悔しい体験への解決策を手に入れる、というゴールへと導いてくれるだろう。


※なお本稿の執筆にあたっては、以下のソースを参考にした。

1. Full Meeting between President Trump, VP Vance and Ukrainian President Zelensky in Oval Office

2. President Trump full meeting with NATO secretary general at White House

3. Trump says the U.S. ‘doesn’t need’ Canada’s lumber, cars and energy

コンテクスチュアル・ランゲージについて:

1. 片山大臣の英語発音と、ビジネスシーンの「英語暗黙ルール」「匂わせの結論」NGとは?


松樹悠太朗(まつき・ゆうたろう)◎1978年香港生まれ。国際交渉のコンサルティングを行うYouWorld代表取締役。特徴的な技術は、日本語と英語の行間や作法の違いによるコミュニケーションのニュアンスを調整すること。特に国際交渉の軌道修正、効果的な英文Eメール、プレゼン資料の修正において成果を上げている。クライアントはスタートアップCEO、金融機関取締役、日系商社支社長、製薬関連企業代表、日本刃物ブランドなど。

文=松樹悠太朗 編集=石井節子

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