経済

2026.05.08 09:30

ジェット燃料不足が「危機的状況」、夏休みシーズンの旅行業界に打撃

Dursun Aydemir/Anadolu via Getty Images

米国の航空会社でも、運賃高騰は秋まで続く可能性

シリウムの航空業界コンサルタントを務めるマイク・アーノットは、2026年の夏に向けて「航空会社は輸送能力の適正化を進めている」と語った。大西洋横断便や米国国内便の需要は高い一方で、運賃は高騰する見通しだという。航空会社が夏季の航行スケジュールを策定した当初よりも燃料コストが大幅に上昇しているからだ。6月から9月にかけて、ユナイテッド航空は輸送能力を8%削減し、デルタ航空とアメリカン航空はそれぞれ5%と4%の座席を削減する。

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さらに、他の要因も重なっている。アーノットは、「数年前の夏に比べてユーロに対して米ドルが下落していること、そしてスピリットが市場から完全に撤退したこと」を挙げた。経営難に陥っていた超低コスト航空会社の消滅によって座席の供給が減ったことで、「運賃はさらに高騰することになる。これは、コストを賄わなければならない米国の主要航空会社にとっては追い風となる」。

燃料価格が落ち着くには時間がかかる

また、たとえホルムズ海峡が再開したとしても、燃料価格が落ち着くまでには数カ月を要する見通しだ。航空業界団体エアラインズ・フォー・アメリカのクリス・スヌヌ会長は、「燃料価格の下落には時間がかかるため、航空券代の高騰は夏から秋にかけて続く見通しだ」とウォール・ストリート・ジャーナルに語っている。

forbes.com原文

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翻訳=江津拓哉

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