シャルル・ドゴールによる今回の展開の目的地がどこなのか、最終的な展開期間がどのくらいになるのかは不明だ。同艦は今年1月に母港のフランス南部トゥーロン港を出港しているが、展開期間が4〜5カ月を超えることはこれまでめったになかった。
フランス海軍の旗艦シャルル・ドゴールとは
第二次世界大戦で自由フランス軍を率い、戦後フランス大統領を務めたシャルル・ドゴール将軍にちなんで命名されたシャルル・ドゴールは、フランスでこれまでに建造された最大の軍艦であり、西欧で最大の軍艦でもある。2001年5月に就役した。
排水量は約4万トンで、規模としては米海軍のワスプ級強襲揚陸艦に近い。ニミッツ級の超大型空母に比べるとかなり小さいものの、米海軍以外で運用される空母としては最も先進的と目されている。
シャルル・ドゴールはK15加圧水型原子炉2基を搭載する原子力空母であり、艦載機の離着艦では、カタパルトで射出し、アレスティング装置で回収するCATOBAR方式を採用している。
搭載する航空団は最大40機で構成され、うち約30機はフランス・ダッソー製ラファール戦闘機の艦上型であるラファールMだ(編集注:AFP通信によると今回はラファールを約20機搭載)。ほかに米グラマン(現ノースロップ・グラマン)製の全天候型の戦術早期警戒・指揮統制機であるE-2Cホークアイ2機などが含まれる。
シャルル・ドゴールの展開先はこれまで主に北大西洋か地中海だったが、中東近海で作戦行動を行った実績もある。
また2024年11月からは、インド太平洋地域への5カ月にわたる展開任務「クレマンソー25」を遂行した。フランスの空母打撃群が太平洋で作戦行動を実施するのはおよそ55年ぶりだった。
この展開中、シャルル・ドゴールは米海軍、日本の海上自衛隊との共同訓練「パシフィック・ステラー」に参加した。2025年4月下旬にトゥーロンに帰港した。


