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音楽、メディア、エンターテインメントビジネスを担当。

Featureflash / Shutterstock


今や何をしてもニュースになるテイラー・スウィフト。先日、イギリスのタブロイド紙デイリー・エクスプレスは、アメリカの“匿名の金融専門家”の調査として「テイラー・スウィフトは毎日100万ドル(約1.2億円)を稼いでいる」と報じた。

「このペースならスウィフトは今年3億6500万ドル(約443億円)稼ぐ」という観測も出たが、フォーブスの試算によるとこの数字はあり得ない。

今年のテイラー・スウィフトが、驚異的な収入を得ることは間違いない。2014年6月から1年で8000万ドル(約96億円)の収入を得たスウィフトは、フォーブスの「最も稼ぐセレブ100人」の8位に入った。しかし、さすがに今年3億6500万ドルは稼がないだろう。単純に計算しても、その3分の1の数字に落ち着くのではないかと思われる。それでもミュージシャンの中では十分トップクラスの稼ぎだが。

スウィフトは現在大規模なワールドツアーの真最中で、1ステージのチケット売り上げは約400万ドル(4.8億円)。今年に入って53ステージを終え、年末までにさらに17ステージをこなす予定となると、チケットの売上総額はおよそ2億8000万ドル。その他に楽曲の売上、グッズ販売、出版物、テレビやCM出演などで、7500万ドルも稼げるだろうか? おそらく信じられないほどすべてがうまくいった場合だけだろう。それに、例えば映画「アイアンマン」が総額で15 億ドル売り上げたとしても、主演のロバート・ダウニー Jr. の懐に15 億ドルが入るわけではない。スウィフトだって同じことだ。

フォーブスやビルボードのようなメディアがスウィフトの年収を計算する場合は、チケット売上であれば演者の取り分は約3分の1。残りはツアー経費に消えると見積もる。

今年のスウィフトの年収は、間違いなく1億ドル(約120億円)は超えるだろうが、2億ドルには届かないだろうし、ましてや3億ドルはいかないはずだ。したがって、なぜこんなにも多くのメディアが「スウィフトは1日100万ドルを稼ぐ」という説をこぞって報じているのかわからない。チケット売上総額を年収としたのか? 何の疑問も持たず、二次情報を鵜呑みにしてしまったのか?

いずれにせよ、今年のスウィフトはキャリア史上最高に稼ぐことになり、どんなエンターテイナーよりも経済的に輝かしい未来が待っているだろうということは、どのメディアも異論がなさそうだ。

文=ザック・オマリー・グリーンバーグ(Forbes)/ 翻訳編集=的野裕子

 

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