『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(アスコム刊)という9万部突破のベストセラーがある。
著者は、「日々の洗濯」を広報し、アパレル業界への橋渡しも務めながらイノベーションを起こそうとするエヴァンジェリスト「洗濯ブラザーズ」だ。

洗濯ブラザーズ/長男・茂木貴史氏(右)、次男・茂木康之氏(撮影=藤井さおり)
三宿、富ヶ谷、横浜でクリーニング店舗「LIVRER(リブレ)」を経営しながら、劇団四季、クレイジーケンバンド、シルク・ドゥ・ソレイユ、ポール・マッカートニーやブルーノ・マーズなどの舞台衣装のクリーニングも請け負う。
本稿では本書から、なんと「ほとんどの衣類は家で洗える」という驚愕の真実が明かされた箇所を以下、転載でご紹介しよう。
※参考記事:「スエードにエスカルゴのしみ」もOK、劇団四季もB・マーズも預ける街の洗濯屋さん/アパレル業から洗濯師に。Pマッカートニーの衣装も洗い、三宿から「洋服の生態系」を回す
9割の洗濯物は自宅で洗える! クリーニング代を年間10万円節約した人も
クリーニングに出すべきものは、コレだけ!
ここから改めて、ボクたちの洗濯術を詳しく説明していきましょう。第2章は「ステップ1 準備」についてです。
最初にお伝えしたように、ほとんどのものは家で洗えます。クリーニング屋のボクたちが言うのだから本当です。それで年間10万円節約した人がいるのも、事実です。
では、なんのためにクリーニング屋が存在するのか。
それは、「クリーニングに出すべきもの」と「クリーニングに出したいもの」があるからです。
クリーニングに出すべきもの、つまり家では絶対に洗えないものは、次の通りです。
・皮革、毛皮…水に濡れると固くなる。
・レーヨン、キュプラ…水に濡れると縮む。
・半合成繊維…アセテートなど。水で洗うと白っぽく風合いが変化する。
・光沢・シワ加工のもの…水洗いしたあと、素材感を再現するのが難しい。
これ以外は〝自分が〟クリーニングに出したいのか、出さずに家で洗うのかを、決めていいものなのです。
たとえば、カシミヤ、アンゴラ、シルク、ダウンジャケットやウールのコート、ゴアテックスなども家で洗えます。



