就職活動を通じて、学生たちはどんな働き方を思い描いているのだろうか。「仕事に熱心」「コミュ力重視」「飲み会離れ」など世代論的なラベルは多いが、実際の意識はもう少し複雑な構造を持っているようだ。
就職・転職情報サービスのマイナビが2027年卒業予定の大学生・大学院生を対象に実施した調査が、その内側を照らし出している。
仕事優先の裏にある残業ゼロの本音
就職後の年代別にワークライフバランスの理想を尋ねると、20代では「ワーク重視」が59.3%と過半数を超えた。

ところが同時に、許容できる残業時間の上限を聞くと、最多は「週1〜5時間」で47.5%。1日あたり1時間以下と考える学生が大半を占めている。

仕事に打ち込みたいが、長時間労働は受け入れないという、一見矛盾するような主張は彼らの中では整合している。30代以降は「ライフ重視」に移行すると想定していることと合わせて読むと、20代を投資期間と位置づけつつも、そこに注ぎ込む体力と時間には明確な上限を引いていることになる。



