アダルトサイト「Pornhub」は、英国のiPhoneユーザーがアップルの認証システムを使って年齢確認を済ませた場合に、サイト利用を再開できるようにする方針を示した。この認証システムはiOS 26.4で導入され、ここ最近更新された仕組みだ。Pornhubの対応が意味するところを整理する。
英国では2026年2月、アダルトサイトを閲覧する人々に対して制限を盛り込んだオンライン安全法(Online Safety Act)が施行された。詳細はこちら。これにより、ユーザーは年齢を確認する必要が生じた。Pornhubの親会社Aylo(アイロ)は、サードパーティーへの身分証(ID)アップロードに関するプライバシー上の懸念を理由に、英国における未認証の新規ユーザーのアクセスを制限していた。
こうした年齢確認では、ユーザーが自分自身の写真をサードパーティーにアップロードするなどの方法を伴ったため、多くの人が警戒するのは当然だった。
アップル、OSレベルで年齢確認を行う世界初の仕組み
そんな中Ayloは5月5日、アップルの方式がAyloの厳格なプライバシー基準を満たすと発表した。アップルの方式は、OSレベルで年齢確認を行う世界初の仕組みとされる。
同社は次のように述べている。
「Ayloは長年、未成年者が年齢不適切なコンテンツにアクセスすることを防ぐ上で、デバイス側で年齢を確認する方式が最も効果的かつプライバシーを保護する手法だと主張してきた。iOS 26.4のリリースにより、アップルは英国ユーザー向けに世界初となるデバイスベースの年齢確認ソリューションを導入した。
これは、世界中の子どもたちをより良く保護するグローバルなソリューションに向けた重要な第1歩である。これを受けてAyloは本日、年齢確認済みの英国iOSユーザーをPornhubに再び迎え入れる」。
アップルのシステムはどう機能するのか
この新しい認証スキームは、3月にiOS 26.4とともに突然登場した。ユーザーがアップデートすると、新たなメッセージが表示された。「18歳以上であることを確認してください。英国の法律により、コンテンツ制限を変更するには成人であることを確認する必要があります」という旨の内容だ。
このシステムは最近更新され、パスポートを含むより多くの身分証(ID)を利用できるようになった。
Androidに対する、iPhoneの優位性
Ayloは、「我々の見立てでは、アップルが英国向けに導入したデバイスレベルの年齢確認のアップデートは、未成年者が年齢不適切なコンテンツにアクセスすることを防ぐ上で、現時点で利用可能な保護策の中でも最も強力で、回避も困難な部類に入る」とも記している。Ayloによると、複数の児童保護団体も同様の見解を示しているという。
さらに「今後、年齢確認済みのiOSユーザーがPornhubに到達した場合、標準的なアダルト向けユーザー体験が提供される」と述べた。
Pornhubがこうした対応を行ったことで、他のアダルトサイトや年齢制限のあるサイトも追随する可能性がある。これは、iPhoneユーザーにはAndroid端末の所有者にはない優位性が生まれることを意味するだろう。



