予測を後押しするのは、金(ゴールド)の代替需要とトークン化の進展
破壊的テクノロジーに対する大胆な投資で知られるウッドはこれまで、ビットコイン価格が2030年までに30万ドルから150万ドルの間へ急騰し得ると予測してきた。法定通貨の価値希薄化と、人工知能(AI)革命がもたらすデフレの双方に対するヘッジとしての需要を背景にした視点だ。
ビットコイン価格と暗号資産の上昇は、価値の保存手段である金(ゴールド)の代替としてビットコインが浸透し、金市場の時価総額の約40%分を奪う想定や、株式その他の資産のいわゆる「トークン化」によって後押しされる可能性がある。
「我々の見立てでは、トークン化の幅広い普及は、規制の明確化と機関投資家水準のインフラ整備の進展に続いて起こる可能性が高い」。Arkの調査担当者はそう記した。
ロビンフッドとブラックロックのCEOが、「トークン化」スーパーサイクルの始まりを語る
先週、取引アプリRobinhood(ロビンフッド)の最高経営責任者(CEO)であるブラッド・テネフは、決算説明会において、市場は「トークン化スーパーサイクルの始まりにすぎない」と述べた。これはブロックチェーン技術を用いて、コモディティから株式・債券・不動産・通貨に至るまで、あらゆるものを「トークン化」する動きを指している。
過去1年でRobinhoodは独自の暗号資産ウォレットと独自のブロックチェーンを立ち上げ、トークン化株式の販売も開始した。
フィンク、トークン化が金融システムの更新を加速させ得ると年次書簡で記す
3月には、BlackRock(ブラックロック)の最高経営責任者(CEO)ラリー・フィンクが、株主向け年次書簡で、トークン化が金融システムの更新に役立つ可能性があると記した。
世界最大級の資産運用会社を率いるフィンクは、2024年に大成功を収めた現物ビットコイン上場投資信託(ETF)を立ち上げた人物である。フィンクは次のようにも記した。「世界人口の半分は、スマートフォンにデジタルウォレットを入れて持ち歩いている」。
「同じデジタルウォレットで、送金と同じくらい簡単に、長期で幅広い企業群に投資できるとしたらどうだろうか。トークン化は、金融システムの『配管』を更新することで、その未来を加速させ得る。投資商品の発行をより容易にし、取引をより容易にし、アクセスをより容易にする可能性がある」。


