暗号資産取引所Coinbaseは従業員の14%を削減すると、億万長者のブライアン・アームストロングCEOは米国時間5月5日に発表した。同社がAIを統合した、より小規模で焦点を絞ったチームへ移行することで「事業運営のあり方を根本的に変える」なか、2026年にAIを理由とする最新の企業再編となった。
アームストロングは米国時間5月5日、Coinbase従業員へのメールで、約700人の人員削減について「不安定」な暗号資産市場とAIを理由に挙げた。一部のチームはAIエージェントの支援を受けながら、1人で複数人分の仕事をこなすことが期待される体制に縮小されると説明し、残る従業員に対して「業務のあらゆる側面でAIを活用する」よう指示した。
米国時間4月23日Metaは従業員の10%を解雇し、6000件の求人募集を凍結すると発表した。AI導入に投じる費用を相殺するためである。5月20日に予定されている約8000人の人員削減は、Reutersが最初に報じた計画の一部であり、AI投資とAI支援型従業員の活用を進めるなかで、最終的には全従業員(約7万5000人)の20%以上が削減される可能性がある。
米国時間4月15日億万長者のエヴァン・スピーゲルは、SNSアプリSnapchatの親会社であるSnapの従業員に対し、「AIの急速な進歩」により少人数で同じ業務が遂行可能になるため、1000人を削減すると伝えた。この措置により2026年下半期までに5億ドル(約788億円)のコスト削減が見込まれている。
米国時間3月31日億万長者のラリー・エリソンが創業したOracleは、AIインフラ構築に多額の投資を行うなかで、2万〜3万人の従業員を削減している。
米国時間3月25日世界第5位の富豪マーク・ザッカーバーグ率いるMetaが700人を解雇したとニューヨーク・タイムズが報じた。この削減は「AIがテック業界をいかに変えたかを如実に示している」という。
米国時間3月19日Crypto.comは「全社的なAI導入」を進めるなかで、従業員の12%にあたる約180人を削減した。クリス・マルザレクCEOは、削減対象は「新しい世界に適応しない職務」だと説明している。
米国時間3月11日ソフトウェア企業Atlassianは「AIへの追加投資を自社資金で賄う」ために、従業員の約10%にあたる1600人を削減した。共同創業者のマイク・キャノン=ブルックスは「人間とAIが協働することで最良の成果が生まれると確信している」と述べた。
米国時間2月26日億万長者ジャック・ドーシーの企業Blockは、AI統合と小規模で迅速なチーム構築を目指す大規模な組織再編の一環として、4000人以上(従業員のほぼ半数)を削減した。
米国時間2月25日ソフトウェア企業WiseTech Globalは、AIを軸に再編するため、今後2年で従業員の約3分の1(2000人)を削減すると発表した。
米国時間2月9日Salesforceが年初にマーケティング、プロダクトマネジメント、データ分析、同社のAI製品Agentforceに関わる部門で1000人未満を削減したことが報じられた。この削減は、SalesforceのCEOで億万長者のマーク・ベニオフが、4000人のサポート要員の職を削減した理由としてAIを挙げてから約6カ月後に実施された。



