億万長者イーロン・マスクが立ち上げた生成AI「Grok」は、Similarwebのデータによれば、2026年に入ってからモバイルアプリとウェブサイト訪問の双方でユーザー数が減少している。一方で、主要AIチャットボットの多くはユーザーを増やしている。
Grokのユーザー数が3~4月に急減、競合のClaudeやGeminiは増加
マスクのGrokは、X上の機能に加え、単体アプリとウェブサイトとしても利用できる。しかし3月から4月にかけてユーザー数が急減し、ウェブとモバイルの合計でも2026年初頭よりユーザーが少ないことがSimilarwebのデータで示されている。
Similarwebが測定したAIチャットのモバイルアプリ(世界。1月時点)のうち、Grokは平均日次アクティブユーザー数が2位だった。首位はOpenAIのChatGPTで、Grokは大きく引き離された2位となっていた。しかし4月に同指標で見ると、Grokは5位に後退し、AnthropicのClaude(クロード)、グーグルのGemini、DeepSeekに追い抜かれたという。
AIチャットのモバイルアプリでは、Grokの平均日次アクティブユーザー数(世界)は、3月の1390万人から4月には1220万人へ減少し、前月比12.5%減となった。米国でも同期間に日次のアプリユーザーが140万人から110万人へ減り、15.6%低下した。
一方、3月から4月にかけて多くの競合がユーザーを増やしたことがSimilarwebのデータから示唆されている。Claudeの平均日次アクティブユーザー数(世界)は3月の1600万人から4月の2300万人へと急増し、44%の伸びを示した。Geminiも同期間に1240万人から1480万人へと約19%増加した。
Grokはウェブでもユーザーが減少した。平均日次ウェブ訪問数(世界)は3月の1050万から4月の930万へと11.6%減少。米国のウェブ訪問も3月の230万から4月の210万へと11%減った。
比較すると、主な競合のウェブ訪問数は3月から4月にかけて世界規模で増加している。Claudeは、3月の平均日次ウェブ訪問数(世界)1980万から4月の2750万へと39%増加し、Geminiは3月の8370万から4月の9210万へと10%増加した。
Forbesは、Grokを開発するマスクの企業xAIにコメントを求めている。



