トランプ政権は、各社の新たなAIモデルが一般公開される前にそれらを審査できるようになる。商務省が米国時間5月5日、グーグル、マイクロソフト、そしてイーロン・マスクのxAIとの合意を発表した。Anthropic(アンソロピック)との対立を受け、AI技術に対するトランプの姿勢が転換した形だ。
AI標準・イノベーションセンター(CAISI。Center for AI Standards and Innovation)は、Google DeepMind(グーグル・ディープマインド)、マイクロソフト、xAIとの修正パートナーシップを発表した。これにより政府は、AIモデルを一般公開前に評価できるほか、「導入後の評価やその他の研究」も実施可能となる。
この発表は、トランプ政権が大統領令を検討しているとするニューヨーク・タイムズ(NYT)の報道に続くものだ。同報道によれば、政権はテック企業幹部と政府高官を含むAIに関する作業部会を設置し、新たなAIモデルについて正式な政府審査プロセスを設ける計画も含まれているという。
この審査プロセスは、英国で開発中の仕組みに似たものになる可能性があると報じられている。英国では複数の政府機関がAIの安全基準を審査する任務を負っている。
NYTによれば、ホワイトハウス当局者は検討中の計画の一部について、Anthropic、グーグル、OpenAIの幹部と協議を行ったという。
3月、トランプは新たなAI諮問パネルに13人を任命した。同パネルには、メタ(Meta)のマーク・ザッカーバーグ、オラクルのラリー・エリソン、エヌビディアのジェンスン・フアン、そしてデル創業者のマイケル・デルが含まれていたと報じられている。トランプは1月、このグループが「科学、技術、教育、イノベーション政策に関わる事項」について大統領に助言すると述べた。これらの任命は、トランプ政権が議会に実施を求める立法上の枠組みを示し、州の規則に優先する統一的な全米AI政策の策定を目指した時期と重なっている。



