経営・戦略

2026.05.07 13:00

淘汰されるSaaSと進化するSaaS、勝敗を分ける「プラットフォーム戦略」

PixieMe - stock.adobe.com

自社ビジネスにとっての意味

「SaaSの黙示録」は、ソフトウェア予算を凍結する理由ではない。再配分する理由だ。あらゆる企業は、「機能かプラットフォームか」というレンズを通して、自社ソフトウェアスタックの容赦ない監査を行うべきだ。

advertisement

プラットフォーム、すなわち独自データ、深いワークフロー統合、信頼できるAI製品を備えるベンダーに対しては、今こそ関係を深めるべき瞬間だ。彼らは3年後、今日よりも自社のオペレーションにとって重要になる。そしてAI能力は、既存投資の上に複利で積み上がっていく。

機能、すなわちAIエージェントによって代替可能な汎用ツールについては、移行計画に着手すべきだ。ツールが悪いからではない。その下で経済性がまもなく変わるからだ。仕事がすでに存在するプラットフォームの内部でAIエージェントがネイティブにプロジェクトを管理できるのに、なぜプロジェクト管理にシート単価で支払うのか。

本当のストーリー

私は数カ月にわたり、いま起きているのはSaaSの終焉ではないと述べてきた。目撃しているのは、エージェント型プラットフォーム時代の誕生である。そこでは、エンタープライズソフトウェアの価値はインターフェースではなく、その下にあるインテリジェンス層にある。その層を構築する企業、SalesforceがAgentForceを組み込む場合であれ、CrowdStrikeがCharlotte AIを組み込む場合であれ、AIの時代に仕事がどう進むかに関するOSとしての地位を築こうとしている。

advertisement

これを機能追加ではなくプラットフォームの転換として扱う企業が、次の10年のエンタープライズソフトウェアを定義する。一方、ワークフローに対してシートを売り続ける企業は、そのワークフローがもはや自分たちを必要としないことを思い知るだろう。

それは黙示録ではない。進化だ。その違いを理解するリーダーは、ニュースの見出しに反応するだけのリーダーよりも、より良いテクノロジーの意思決定、より良いベンダーへの賭け、より良い戦略投資を行う。

forbes.com 原文

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事