キャリア

2026.05.11 10:30

大リストラ時代を生き抜く生存戦略 「キャリアを守るレジリエンス」の築き方

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強力なパーソナルブランドを構築する

「仕事」とは、朝9時から夕方5時まで働く業務の内容だ。一方、「パーソナルブランド」とは、自身が働く業界で知られている自分のキャラクターを指す。こちらは、24時間365日、威力を発揮する。これは、その人の評判、視点、話題になる価値が結集したものだ。

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レイオフの憂き目に遭うと、会社での肩書は奪われてしまうだろう。しかし、自分の評判は永遠にその人のものだ。強力なパーソナルブランドがあれば、チャンスの方からこちらにやってくる。なぜなら、自身が手がける分野で「まず声をかけるべき人」として、名が知られているからだ。これは、今の雇用主とは関係なく、仕事上のセーフティネットとして機能してくれるはずだ。

まずは、簡単なことからでいいので、たゆまず続けることが肝心だ。何も、有名なインフルエンサーになる必要はない。パーソナルブランドの質を上げる、シンプルな方法を試してみてほしい。例えば、1週間に1回、自身の得意分野に関係する洞察に富んだコメントを1件投稿したり、LinkedIn(リンクトイン)で興味深い記事を1本シェアしたりすることだ。

こうしたシンプルな習慣を続けていくと、時が経つにつれて、確かな見識を持つエキスパートとしての地位を固められるだろう。

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多様で深い人脈を育む

人脈には、リンクトインでつながりのある相手をまとめたリスト以上の価値がある。その強固で本物の人間関係は、情報や仕事上のチャンス、支援をもたらしてくれる。しかしそれだけでなく、多様な人脈は、今の仕事先の同僚や業界を超えて役に立つ。

そうした人脈は、それを築いた人にとっての早期警報システムとして作用する。人脈から得られる市場の情報から、成長を続けている業界や、逆に、苦境にある業界がどこなのかがわかる。レイオフされてしまった場合も、多様で強力な人脈があれば、即座に次の仕事探しを支援するチームとして機能し、本人が依頼する前から、転職先や紹介情報を提供してくれるはずだ。

こうしたモートを構築するために有用なのが「5-5-5ルール」だ。これは、同じ職場で働く同僚と毎月1回、別の部署で働く従業員と毎月1回、そして社外の人と毎月1回、コーヒーを飲みながら話をする機会を設けるというものだ。こうしたシンプルな習慣は、人脈を着実に強力にし、より多様なものにしてくれるだろう。

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翻訳=長谷睦/ガリレオ

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