経営・戦略

2026.05.04 08:00

米1X、家庭向け人型ロボ「Neo」量産開始──2027年末に年間10万台体制へ

1Xのヒューマノイドロボット「NEO」。(C)1X

1Xのヒューマノイドロボット「NEO」。(C)1X

シリコンバレー拠点の1Xが、家庭向けに設計したヒューマノイドロボット(二足歩行ロボット)「Neo」の本格生産を開始した。

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1X、ヒューマノイドロボット「NEO」の本格生産に着手

1Xは2025年10月に受け付けを始めてからわずか5日でNeoの予約を1万件獲得し、CEOのベルント・ボーニックは2026年末までに出荷を開始すると約束していた。そして米国時間4月30日、ボーニックはその約束を改めて強調した。

同社は4月30日、「カリフォルニア州ヘイワードにあるNEO Factoryは、米国初の垂直統合型・大量生産対応ヒューマノイドロボット工場である」と発表した。「延べ床面積5万8000平方フィート(約5400平方メートル)で、すでに200人超のチームメンバーを雇用しており、NEO FactoryはNEOの本格生産を開始した」。

1Xはまた、2026年後半にサンカルロスの別施設も稼働予定だと付け加えた。自動化を計画的に強化することで、2027年末までに年間10万台のヒューマノイドロボットを生産できる規模へ拡大できるとしている。

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競合各社の量産加速とともに、ヒューマノイドは製造の競争に移行

これは、ヒューマノイドロボットが(まさに今、あるいは間もなく)転換点に差しかかっていることを示す、さらなるシグナルにすぎない。Agibotは四半期で5000台を出荷し、Figureは3カ月連続で生産と出荷を倍増させている。さらにApptronikは、ボストン・ダイナミクス、ウェイモ(Waymo)、アマゾンの出身者を新たに採用した。

「多くの人はヒューマノイドをロボティクスの問題だと思っている」とボーニックCEOは書いた。「それは誤りだ。これは製造の問題である。量産に比べれば、プロトタイプ作りは簡単だと思えるほどだ」。

身長168センチ体重30キロのNeoは、片付けやスケジュール管理までこなす

Neoは異色のヒューマノイドロボットであり、1Xもまた異色のヒューマノイドロボット企業である。Neoは家庭市場を明確に狙っており、1Xによれば基本的な片付け、物の受け渡し、来客のためのドア開けなどをこなすという。身長は5フィート6インチ(約168センチメートル)で、体重約66ポンド(約30キログラム)だ。誕生日のリマインドやスケジュール管理を手伝い、これまでの会話やユーザーから受けた指示を記憶し、さらには洗濯物をたたむことさえできるかもしれない。

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