より具体的には、入眠潜時(つまり眠りにつくまでの時間)が短いことは、パートナーシップにおける安心感や充足感と統計的に有意に関連していた。
日常では、長い一日を終えたあとソファで隣にいるあなたの横でうたた寝してしまう、ふだんは寝つきが悪いのに一緒のベッドだとすぐ眠ってしまう、といった形で現れるかもしれない。
重要なのは、この眠気を退屈や無関心の表れだと早合点しないことだ。あなたの前でだけ起きているのなら、それは「安心して力が抜けている」サインである可能性が高い。
人は安心すると、身体が警戒状態を維持する必要がなくなる。警戒心の絶え間ないざわめきが薄れ、残るのは落ち着きだ。そしてその落ち着きが、ときに眠気として表に出る。
2. パートナーがあなたの前では遠慮なく本音を話す
交際の初期に、誰もがある程度は自分を「演出」する。理由は理解できる。話す前に言葉を選び、議論を呼びそうな意見は角を丸め、最も洗練された無難な自分を見せようとする。
しかし時間が経ち、あなたのそばで本当に安心できるようになると、そのフィルターは次第に粗くなり、やがてほとんど消えていくこともある。ふだんなら胸にしまうような恥ずかしい話を打ち明けてくる。誇れない不安を認める。万人受けしないと分かっている意見を口にすることもある。
こうした開放性は、心理学では「本来的自己表現」と呼ばれ、対人関係における心理的安全性を示す多くの特徴の1つとされている。
Cognitive Developmentに掲載された研究は、その重要性を示している。この研究は、自分の本当の考えや感情、価値観を表現できることが、文化的背景の異なる複数の集団において、健全な関係の機能と強く結びついていることを明らかにした。
つまり、演技ではなく「本音でいられる自由」があるとき、関係は育ちやすい。日常では、パートナーが例えば次のような言葉を口にする形で現れるかもしれない。
・「誰にも言わないでほしいんだけど、私、すごく不安になるのは……」
・「言うのは恥ずかしいけど、あのときのこと、今でも考えちゃうんだ……」
・「これは嫌われる意見かもしれないけど……」
こうした小さな告白の決定的な特徴は、共有するのが本来はリスクになり得る情報を含んでいる点だ。そして何より、身体や心が促しがちな「拒絶への身構え」をほとんど見せずに、それを口にしている点にある。
安心できない、居心地がよくない社会的場面では、衝突や評価を避けようとして、できる限り自己検閲するのが人の自然な反応だ。だが安心できるとき、人は多少整っていない考えを口にしても関係を脅かさない、と信じられるようになる。


