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2026.05.08 12:15

手取り増でも「今を楽しみたい」はわずか6% 賃上げが消費に届かない現実

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趣味・娯楽に回せた額はゼロが最多

さらに踏み込んだ数字がある。増加分のうち趣味・娯楽・交際費に回せている割合を尋ねると、「0割」が33.6%で最多だったのだ。「1〜2割程度」の37.6%と合わせると、7割超が2割以下となる計算だ。

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逆に、増加分の9〜10割を生活費に回していると答えた人は26.4%。手取りが増えた人の4人に1人以上が、増えた分のほぼ全額を生活費に充てていることになる。

手元資金が足りない状況で、まとまった支出が必要になった場合の対応も厳しい。最多は「定期預金や投資などの資産を取り崩す」の41.2%。次いで「支出自体を見送り我慢する」が38.2%。手取りが増えたはずの人たちが資産を削るか、我慢するかを迫られているほか、分割払いや借り入れを利用するという人も一定数存在する。

消費より備えを選ぶ賃上げ後の意識

今後のお金の使い方について最も多かった回答は「将来の備えと現在の生活の充実を両立させたい」の22.4%。次いで「将来に備えて確実な貯蓄を最優先にしたい」が19.4%。「貯蓄よりも今の生活や趣味を充実させたい」はわずか6.1%だった。

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賃上げは消費を動かしたのではなく、物価上昇に削られた家計の防衛ラインを、少し押し戻しただけだったようだ。情勢が不確実さを増す今、賃金が上昇したところで守りの経済はまだまだ続いていくのではないだろうか。

【調査概要】 
調査期間:2026年3月9日〜3月10日
調査対象:直近1年間に手取り収入額が増加した20代〜60代の男女330人
調査方法:インターネット調査

プレスリリース

文=池田美樹

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