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2026.05.04 16:00

AIに奪われない年収1100万円超の職業15選、「人を助ける仕事」が上位独占 米国

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筆者はこれまで、卒業生が平均以下のストレスで高収入を狙えるキャリアがどこにあるのかをForbes.comで書いてきた。そして、競争の激しい就職市場で職を探す人にとって、さらに良いニュースがある。AIが大規模なレイオフを引き起こし、採用や職場の期待値を作り替えつつある一方で、新しいレポートは医療関連の仕事が総じて影響を受けにくいことを示している。高収入の可能性と、目的意識を持てる仕事を提供する。時間をかけて効いてくる強力な組み合わせだ。

高収入が得られる対人サービス職15選

Monsterの「2026 Graduate AI Readiness Report」によれば、米国の就活生のほぼ10人に9人(89%)が「AIが初級職を置き換える可能性がある」と懸念している。2025年に同様の回答をしたのは64%であり、大幅な増加となる。すでに多くの就活生がこの技術を使っているものの、業務で使いこなせる準備ができていると感じる人はそれほど多くない。

そこで救いとなるのが、Resume Geniusが初めて作成した「High-Paying, People-Oriented Jobs Report」だ。同レポートは、高い収入の可能性と意義ある仕事を両立する15職種を挙げた。医療分野が15枠中10枠を占める。需要の増加と、医療の仕事が本質的に「手を動かす」性質に支えられているためだ。

「給与か、やりがいか、どちらかを選ばなければならないという根強い神話がある」と、Resume Geniusのキャリア専門家、エバ・チャン氏は述べる。「このリストはその考えに反論するものだ。人を助けることはニッチなキャリアではない。安定して、十分な報酬を得られるキャリアを築くうえで最も確実な道のひとつである。景気後退やアルゴリズムで簡単に消し去られる仕事ではない。診断や処方、あるいは手を握って支えることが必要なとき、訓練を受けた人間の代わりはない。そして給与はその価値を反映している」

Resume Geniusは、米労働統計局(BLS)の職業別雇用・賃金統計とO*NET Onlineのデータを分析し、年収中央値が少なくとも7万ドル(約1100万円。1ドル=158円換算)、米国内で少なくとも1万人の雇用があり、将来予測がプラス成長である職種に絞り込んだ。

その後、給与、成長率そしてケア、支援、ガイダンスにどれだけ直接関わるかを組み合わせて各職種を順位付けし、最終的に多様な業界が残るようにした。

上記の手法にもとづく「人を助ける」上位15職種は以下のとおりである。各項目には、当該職種の年収中央値と時給、上位10%の稼ぎ手、雇用数、2034年までの推定雇用成長率、学歴要件を記載した。

1. 歯科医師 年17万9210ドル(約2830万円)
2. 薬剤師 年13万7480ドル(約2170万円)
3. 検眼医 年13万4830ドル(約2130万円)
4. フィジシャン・アシスタント 年13万3260ドル(約2110万円)
5. 放射線療法士 年10万1990ドル(約1610万円)
6. ファイナンシャル・アドバイザー 年10万1140ドル(約1600万円)
7. 言語聴覚士 年9万5410ドル(約1510万円)
8. 臨床心理士・カウンセリング心理士 年9万4310ドル(約1490万円)
9. 正看護師 年9万3600ドル(約1480万円)
10. 聴覚専門医 年9万2120ドル(約1450万円)
11. 危機管理責任者 年8万6130ドル(約1360万円)
12. 呼吸療法士 年8万450ドル(約1270万円)
13. 社会・コミュニティサービス管理者 年7万8240ドル(約1230万円)
14. 葬儀場管理者 年7万6830ドル(約1210万円)
15. 管理栄養士・栄養士 年7万3850ドル(約1160万円)

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