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2026.05.02 10:00

トランプ大統領、イラン「早期撤退」を否定──議会への紛争「終結」の通知直後

Photo by Roberto Schmidt/Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領は米国時間5月1日、フロリダ州での演説でイランに対する勝利を改めて宣言し、米国が同国から「早期に」撤退することはないと述べた。一方その数時間前には、議会に対しイラン紛争は「終結した」と通告していた。

早期撤退を否定するも、議会には紛争終結を通知済み

イランが核兵器開発に近づいていたことを示唆して紛争を正当化したトランプは、「我々は早期に撤退して、3年後にまた問題が起きるようなことはしない」と発言。イランは「我々が必要とする種類の(和平)合意をまとめていない」と主張した。

トランプは5月1日、イラン紛争が「終結した」と記した書簡を議会に送付した。ただしホワイトハウスは、トランプがイランでの軍事プレゼンスを継続するのに議会の承認は不要だと主張している。

この書簡は、さらなる軍事作戦には議会の承認を要するという60日期限の直前に発出された。

退職者コミュニティでの演説では、多岐にわたる話題に触れる

トランプは5月1日、フロリダ州の大規模な退職者コミュニティ「ザ・ビレッジズ」で演説した。この演説では、数カ月に及ぶ紛争でイランの軍事資産はほぼすべて排除されたとする、従来の主張を繰り返した。米国とイランが紛争終結に向けた合意に至らない中、過去3週間は脆弱な停戦状態が続いている。

認知機能検査やメディケイドにも言及

トランプは、複数の話題を行き来した。演説の冒頭近くでは出席者の年齢について冗談を飛ばし、「私はこの会場の皆さんよりずっとずっと若いが、それでも共感できると思っている」と述べた。トランプは「今まで行った中で一番退屈な出張だ」とも語り、メディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)長官のメフメット・オズとメディケイドについて話したと明かした。

トランプは「『詳細は君に任せる』と言ったが、『最大限にしてくれ』とも言った。私が気にしているのはそれだけだ」と付け加えた。トランプはまた、自身が3回満点を取ったと主張する認知機能テストについても言及し、自分が回答したとされる問題の1つについて長々と脱線した

ホルムズ海峡の封鎖は続き、戦争権限法をめぐる論争も浮上

トランプは数週間にわたりイランでの勝利を主張してきたが、同国に隣接する重要な石油輸送ルートであるホルムズ海峡では依然として封鎖が続いている。4月7日に成立した停戦は維持されているものの、双方が違反を非難し合っており、イランは特に米海軍による港湾封鎖とイスラエルによるレバノンへの攻撃を指摘している。

トランプは5月1日、紛争が2カ月の節目を迎える中でも議会承認を求める意向はないとし、戦争権限法は「完全に違憲だ」と示唆した。同決議は、議会が宣戦布告しない限り軍事作戦を60日間に制限している。

停戦によって60日制限が一時停止したというトランプ政権の主張には共和党の一部から反発が出ている、トッド・ヤング上院議員(共和党、インディアナ州)はウォール・ストリート・ジャーナルに対し、「停戦で止まった? どの停戦のことだ? 彼らが停戦していないなら、停戦はまだ有効なのか?」と語った。

forbes.com 原文

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