音楽

2026.05.02 12:00

なぜ? Z世代が「クラシック音楽」に夢中 若返る客層、異色のコラボも

米セントルイス交響楽団が開催した「ロックの女王」ティナ・ターナーのトリビュート・コンサートの様子。2026年2月15日、ミズーリ州セントルイスのパウエル・ホールにて(Phillip Hamer Photography/Getty Images)

次世代の音楽家を育てる

LAフィルが1987年から続けているシリーズ企画「グリーン・アンブレラ」も、クラシック界の活性化に大きく貢献してきた。同シリーズのコンサートは、LAフィルのニュー・ミュージック・グループが演奏する大胆な現代作品の実験場となっている。ブレイディは「歴史に名だたるクラシック作曲家だけでなく、異なる文化やジャンルにまたがる現代音楽もLAフィルは推進している。当楽団の定期会員はこうした多様性を期待しており、それを誇りに思っている」と語った。

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ドゥダメルがまもなくニューヨーク・フィルハーモニックへ移籍することを受け、LAフィルは最近、29歳の若手指揮者アンナ・ハンドラーをコンダクター・イン・レジデンスに迎えると発表した。ブレイディはハンドラーの若さを魅力のひとつに挙げつつ、「若手教育やYOLA(ユース・オーケストラ・オブ・ロサンゼルス)への献身、ロサンゼルスの地域社会とのつながりを大切にしたいという彼女の姿勢を重視した。最適な人選だと考えている」と説明した。

2007年設立のYOLAは、LAフィルを代表する教育プログラムで、ロサンゼルス郡全域の6~18歳を対象に楽器の無償貸与、集中的な音楽トレーニング、学業支援を行っている。このプログラムは、ドゥダメルが5歳の頃から多大な恩恵を受けたベネズエラの「エル・システマ」(無償のオーケストラ教育を通じて貧困層の子どもたちの社会的自立を支援するプログラム)にインスピレーションを得ている。

forbes.com原文

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翻訳・編集=荻原藤緒

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