食&酒

2026.04.30 17:15

「ガチ中華移民」と「カレー移民」のオーナーはどんな人たちか

インネパ(インド・ネパール料理)店の最も基本のメニューはバターチキンカレーとナンの定食だ

インネパ経営者には厳しい状況が

では、ガチ中華移民とカレー移民の今後の展望についてはどうだろうか。

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ここでの論点の1つは、昨今多くのメディアが報じる「経営・管理ビザの要件厳格化」がどう影響するかということでもある。

室橋さんはこの点について「(中国人の民泊事業などに関わる)ペーパーカンパニー対策として厳格化された経緯があるが、3年後までに3000万円の資産形成を求めるという要件変更は個人経営者に大きな影響を与えている」と話す。

さらに「これにより、特にインネパ経営者には厳しい状況が予想される。帰国を強いられる者、共同経営やM&Aで事業を続けようとする人たち、さらには日本人との偽装結婚などの対応が生まれる可能性もある」と指摘する。

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この点、ガチ中華移民については、カレー移民と一部共通する影響もある一方、少し事情が異なる面もありそうだ。その点については、あらためてコラムで書くことにしたい。

ひとくちに「外国人労働者」や「移民」と言っても、国籍によってその実像は多様で異なっていることをわれわれは理解する必要があるだろう。ひとたび受け入れた以上、彼らが日本の社会でどう生きていこうとしているのか、その思いについても、承知しておくべきではないだろうか。

筆者がガチ中華を発掘する活動を通じて、日々進行する日本の多文化社会を「見える化」しようと考えているのはそのためなのである。

文・写真=中村正人

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