2026.05.07 09:15

エアコンONでも3列目は脱水症に注意。JAFが警告するGWの車内環境

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5月はまだ気温は高くないものの、日差しは真夏の8割程度と非常に強い。車の中は真夏並みに高温に達する危険性があるので油断は禁物だ。とくに、子どもが座ることが多いファミリーカーの3列目のシートは、最前列に比べてエアコンが効きづらい。運転者は快適でも、後ろは危険な状態になっている可能性があるのだ。

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JAF(一般社団法人日本自動車連盟)は、これから夏にかけて、車内環境における体調リスクに関する注意喚起を行っているが、その一環として、2つの実験の結果を動画とともに公開した。ひとつは車内の温度に関するもの、もうひとつは同乗者の脱水症状に関するものだ。どちらも昨年9月に行われた実験で気温が30度を超えていたが、これからの季節を考えると大いに参考になる。

室内温度の実験では、車内の各所に温度センサーを設置し、エアコンONとOFF、日向と日陰の条件で計測を行った。エアコンOFFの日向では、わずか10分後に運転席は摂氏40度に達する。30分後にはダッシュボードは摂氏60度を超え、火傷をするほどの温度になった。3列目シートは摂氏50度以上の気温になり、子どもやペットのみならず、人が耐えられる状態ではなくなり、大変危険だ。

脱水症状の実験では、男性2名が、エアコンONの状態で、日向に駐車した車の助手席と3列目シートにそれぞれ50分間座り、水分の喪失量を測定した。その結果、摂氏25度ほどで安定していた助手席の男性は水分喪失量が335グラムだったのに対して、摂氏30度を超える3列目シートに座った男性は、水分喪失量が473グラムと非常に多かった。

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夏場は車内が危険な高温になることは周知の事実であり、暑いと感じれば対処ができるが、熱中症や脱水症状は気づきにくいため注意が必要だ。また、「暑い」と訴えることすらできない小さな子どもやペットには、運転者がよほど気を配らなければならない。ともかく、これからの季節、とくに運転者は車内の温度と同乗者の状態を危機意識を持って管理することが重要だ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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