最後のメッセージ:海外で働くことを考える人たちへ
竹崎: 最後に、読者への応援メッセージをお願いします。
人生を楽しむための海外就職
金夛: 私がロンドンに来たのは、キャリアのためというのもありますが、自分の人生を楽しみたかったという側面もあります。海外就職は、キャリアの話として語られることが多いですが、自分がやりたい生き方を実現するための手段として使っていいと思います。お給料をもらいながらグローバルな環境で勉強させてもらい、人生を楽しむ、そういう捉え方で海外就職してもいいんじゃないかと、私は思っています。
竹崎: 僕も40代で、フェーズとして類似の視点、趣味とか楽しさがより大事になってきています。フランスでは趣味のテニスをできる環境が素晴らしいです。仕事だけでなく、プライベートの充実や生活の質の向上も海外生活の大きな魅力です。
欧州の魅力と声を出し続けることの大切さ
青山: 転籍時に、本社に近いニューヨーク、上司のいるロンドン、部下のいるベルリン、3つ選択肢がある中、ロンドンを選んで良かったです。アメリカと違い、イギリス在住の日本人の多くがロンドンにいます。学校や生活について相談できる人が多く、生活を立ち上げやすかったです。駐在と異なり会社のサポートが少なく、厳しい環境でサバイブしていかなければならない海外就職者にとって、この点は大きいと思います。仕事では、欧州のオフィスは助け合いの文化が強いです。競争社会でありつつも「みんなで協力してやっていこう」という雰囲気を感じます。一方、アメリカ本社の経営陣や意思決定者から離れているため、プレゼンスを出しにくいと感じることはあります。一口に海外といっても、本社とそれ以外では大きく異なるので注意が必要です。
伝えたいメッセージは、自分の希望ははっきり口に出して伝えた方がいいということ。周囲が認識してくれると、すぐには難しいかもしれないけど、何かの契機でチャンスが巡ってきやすくなるのかなと。ただし、普段の仕事でパフォーマンスを出すこと、定期的にあるキャリア面談など適切なタイミングで選ぶことが重要です。自分はそう言い続けていて、運に恵まれたので、言い続けていてよかったと思っています。
※筆者は世界に挑む次世代を仲間同士で応援・サポートし合う「セカチャレ CAFÉ」を運営している。


