2026.04.30 08:30

2026年「世界最高の航空会社」ランキング 1位はカタール航空、混乱対応が高評価

2026年世界最高の航空会社に選ばれたカタール航空。2020年4月7日撮影(Getty Images)

2026年世界最高の航空会社に選ばれたカタール航空。2020年4月7日撮影(Getty Images)

現在、世界で最も優れた航空会社はどこだろうか? オーストラリアの航空業界格付けサイト「エアラインレーティングス」は、毎年恒例となっている「世界最高の航空会社」ランキングの最新版を公表し、競争が激化する旅行業界で際立った存在感を示している航空会社を紹介した。

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エアラインレーティングスが年初に発表した「世界で最も安全な航空会社」ランキングとは異なり、今回の格付けは機内サービスを含む乗客の機内体験に焦点を当てている。

筆者の取材に応じたエアラインレーティングスのシャロン・ピーターセン最高経営責任者(CEO)は、同社のランキングが際立っているのは、世論や投票ではなく、測定可能な基準に基づいているからだと説明した。同社は座席間隔や機内食から、航空会社ネットワーク全体のサービスの均一性に至るまで、あらゆる点を評価している。

ランキングでは、航空会社をフルサービス型、ハイブリッド型、格安型の3つに分類し、部門ごとに格付けしている。ハイブリッド型の航空会社とは、フルサービス型と格安型の双方の要素を融合させ、短距離路線では機内販売を展開し、長距離路線では伝統的なフルサービスを提供している会社を指す。

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今年は中国本土の航空会社2社(フルサービス部門に海南航空、格安航空会社部門に春秋航空)が初めてランキング入りを果たし、同国の航空業界の進展が反映された。

2026年世界最高の航空会社はカタール航空

カタール航空はフルサービス型航空会社の格付けで首位の座を奪還した(訳注:同社は2024年のランキングで1位だったが、25年は大韓航空に首位の座を明け渡した)。

エアラインレーティングスは世界最高の航空会社を選定する際、最も多くの人が利用するエコノミークラスを特に重視している。ピーターセンCEOは「カタール航空は、79~81センチの座席間隔や大きな毛布、機内食、アメニティーキット、豊富なエンターテインメントコンテンツに加え、機材の大部分でWiFi(ワイファイ)を提供しており、エコノミークラスの利用者にとって確かな選択肢となっている」と説明した。同社はビジネスクラス「Qスイート」でも圧倒的な存在感を示している。ピーターセンCEOは「Qスイートは4人掛けの座席配置で4人が一緒に座れるため、機内でも仕事や会議ができるという点で優れている」と評価した。

結局のところ、カタール航空が他社と一線を画しているのは、同社の一貫性だ。「他の航空会社も同様のエコノミークラスサービスを提供しているという主張がよく聞かれるが、確かにそれは事実だ」とピーターセンCEOは語る。「だが、カタール航空が一貫して提供しているのは、価値だ。価格とサービスの質の両面を考慮すると、同社の航空運賃は最も競争力のある水準にあり、優れた乗り継ぎ便と広範な路線網も備えている」

この1年間、カタール航空は政治的な混乱にも対処し、明確な情報発信と乗客の安全を最優先にすることで、運航への支障を乗り切ってきた。ピーターセンCEOは「同社がこうした状況に対処した方法、つまり乗客との明確な意思疎通や安全の最優先、影響を受けた顧客への支援は、同社が世界最高の航空会社であるという地位を確固たるものにした」と評価した。

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翻訳・編集=安藤清香

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