米海軍の現役の原子力空母で2番目に古い「ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)」が次の展開の開始に一歩近づいた。米海軍は4月24日、ニミッツ級空母2番艦のこの超大型空母が海上公試を無事に終え、東部バージニア州ポーツマスにあるノーフォーク海軍造船所での計画的段階整備(PIA)を「早期に完了」したと発表した。
この数週間前には、カリフォルニア州サンディエゴに母港があるニミッツ級空母の4番艦「セオドア・ルーズベルト(CVN-71)」が、今春のうちに始めるとみられる次の展開に先だって太平洋で「通常の作戦行動」を実施していた。
米海軍はセオドア・ルーズベルトの次の展開先を明らかにしていないが、第26代米国大統領にちなんで命名されたこの空母は中東へ向かい、現在この地域に展開している超大型空母3隻のいずれかと交代するのではないかとの観測が出ている。
米中央軍(CENTCOM)の担当地域には23日、ニミッツ級空母の10番艦で最終艦の「ジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)」が到着し、2月にアラビア海へ派遣されたニミッツ級空母5番艦の「エイブラハム・リンカーン(CVN-72)」、紅海で作戦行動中のジェラルド・R・フォード級空母の1番艦「ジェラルド・R・フォード(CVN-78)」に加わっている。
米海軍の最新・最大の空母であるジェラルド・R・フォードは4月半ば、ベトナム戦争後の米空母の最長展開記録を塗り替えた。ジェラルド・R・フォードは300日超にわたって洋上にあり、少なくともさらに数週間は中東にとどまる可能性がある。
火災に見舞われながらも整備を前倒しで完了した“アイク”
PIAは米空母の定期的な整備期間で、米海軍によれば、50年の有効寿命を維持し、「将来の作戦上の要求」に対応できるように、修理や近代化、各種システムのアップグレードが施される。
第34代米国大統領本人と同様に乗員から「アイク(IKE)」の愛称で呼ばれているドワイト・D・アイゼンハワーは、母港のノーフォーク海軍基地に隣接するノーフォーク海軍造船所で適時にPIAを完了した2隻目の空母になった。これに先だち、2024年11月にジョージ・H・W・ブッシュが同造船所でPIAを終えている。



