宇宙

2026.04.29 11:00

生命存在の可能性が高い45個の系外惑星、科学者が探すべき最新リストを特定

太陽に比べてより赤い光を放射する恒星を公転している架空の太陽系外惑星を描いたイラスト。主星がより赤いため、惑星表面に生息する微生物や植物は地球の緑色の森林とは全く異なる色を反射しているかもしれない(Gillis Lowry)

さまざまなタイプの恒星のハビタブルゾーン(生命生存可能領域)と同領域内にある生命存在可能の高い岩石質の太陽系外惑星45個を示した図。ハビタブルゾーンの両端の境界(点線)が恒星の色(星光の波長)によって変わるのは、光の波長によって惑星大気が受ける熱量が異なることによる(Gillis Lowry / Pablo Carlos Budassi)
さまざまなタイプの恒星のハビタブルゾーン(生命生存可能領域)と同領域内にある生命の存在可能性の高い岩石質の太陽系外惑星45個を示した図。ハビタブルゾーンの両端の境界(点線)が恒星の色(星光の波長)によって変わるのは、光の波長によって惑星大気が受ける熱量が異なることによる(Gillis Lowry / Pablo Carlos Budassi)

生命生存可能性の限界

また、今回の研究では、ハビタブルゾーンの内縁と外縁に位置する惑星や、特異な軌道を持つ惑星を特定することで、生命生存可能性の限界を調べた。今回の研究結果は、惑星がどの程度の高温または低温になるまで生命を支えられる状態を保てるかに関する科学者の理解を向上させる助けになる可能性がある。

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論文の筆頭執筆者で、コーネル大のアビゲイル・ボールは「地球は生命生存可能である一方、金星や火星はそうではないことがわかっている」として「太陽系を参考にすれば、系外惑星が主星から受け取る放射エネルギー量が、金星と火星が受ける太陽放射エネルギー量の間の範囲にあるような系外惑星を探すことができる」と説明した。

JWSTのための観測対象リスト

今回の研究結果は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)や、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡などの今後開始予定の観測プロジェクトのための観測対象の有力候補リストとして利用できると、研究チームは主張している。

研究チームの1人、ギリス・ローリーは「生命存在の可能性をより高める要因を指摘するのは難しいが、どこを探すべきかを特定するのは最初の重要な一歩となるので、今回の研究プロジェクトは最適な観測対象のリストを提示することを目的としている」と述べている。

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forbes.com 原文

翻訳=河原稔

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