エンジニアは今や、コードの大半を自分で直接書くのではなく、コーディングエージェントを管理するようになっている。プロダクトマネージャーは、要件定義書を書く代わりに、動くプロトタイプを作れるようになっている。あるモデル更新では、AIシステムが一晩で数十の言語・国別区分にまたがる評価データを分析し、どこに性能差があり、その原因として何が考えられるかをまとめた構造化レポートを作成した。
これはグーグル一社にとどまらない意味を持つ。テクノロジー業界全体で、製品開発そのものがどのように変わりつつあるかを示す一端だからである。AIは、次のAI製品の波を生み出す仕組みの一部になりつつある。この循環は、イノベーションを劇的に加速させるだろう。
次の検索時代はすでに始まっている
今回の対話から得られる大きなポイントが一つあるとすれば、検索の未来は、より会話型で、より文脈を理解し、より行動志向になるということだ。検索ボックスは、少なくとも当面は残る。しかし、そこに入力した後に起きることは急速に変わっている。
もちろん、課題がないわけではない。グーグルは、信頼を失わずに検索を賢くし、ビジネスモデルを適応させながらウェブを支え、利用者を不安にさせることなくAIをより個人的なものにしなければならない。エージェントを、押しつけがましいものではなく役立つものとして導入する必要もある。同時に、ブラウザを開く前に会話型AIを使い始める人々の関心をめぐって、ChatGPTやClaudeと競争している。さらに、利用者が日常的に使うソーシャルアプリの中で直接接点を持つGrokやMeta AIとも競わなければならない。人々がどこから情報を得るかをめぐる競争が、これほど激しかったことはない。グーグルは同時にあらゆる前線で戦っている。
これは難しい綱渡りだ。それでもグーグルが成功すれば、検索はインターネットの索引をはるかに超えるものになる。情報、現実世界、そして日々の多くのタスクを進めるための知的な基盤へと進化するだろう。


