しかし、レオ14世はその後、ヘグセスのように宗教を軍事行為の正当化に利用する者たちを一貫して非難してきた。レオ14世は今週初めに「神はこのようなことを望んでおられない」と述べている。
一方のヘグセスは3月、「慈悲をかけるに値しない者たちに対し、圧倒的な暴力を加えられるよう」、「我々は、主イエス・キリストの力強く偉大な名において、大胆な確信を持ってこれらを願い求める」と語った。また、4月初めに国防総省で行われた礼拝では、聖書の一節を用いるべき祈りの場面で映画『パルプ・フィクション』のセリフと思われる一文を口にしたとして批判を浴びていた。
トランプはこの1カ月間、レオ14世の反戦姿勢を何度も批判している。トゥルース・ソーシャルへの投稿では、レオ14世を「犯罪に弱腰で、外交政策においても最悪だ」と罵り、教皇として「しっかりと対応し、常識を用い、極左に迎合するのをやめるべきだ」と迫った。また、トランプは今週初め、移民の子供たちを保護・支援するカトリック系慈善団体への資金提供を打ち切ったと報じられており、先週には、一度も対面したことのないレオ14世との面会は「必要ない」と語っている。
史上初めての米国出身の教皇であるレオ14世は先週、トランプとの論争は「私の関心事ではない」としつつ、自身の発言の一部がトランプ個人への攻撃と解釈されている点については、自身の発言は平和を求めるより広範な呼びかけであると説明した。2019年にカトリックに改宗したJ・D・バンス副大統領もまた、レオ14世に対し、神学上の問題について発言する際は「慎重になるべきだ」と警告した。一方、カトリック司教協議会はこれに対し、「すべての教会を束ねる最高聖職者」の立場で発言するレオ14世を擁護し、戦争が正当化されるのは「あらゆる平和への努力が潰えた後の、自衛の場合のみである」とのカトリックの教えを改めて強調することで、バンスを暗に非難した。


