2026.04.26 09:00

ガウディ没後100年でバルセロナに観光客が殺到 旅行前に知っておくべきこと

バルセロナのサグラダファミリア。2026年3月27日撮影(Aylin Mercan/Anadolu via Getty Images)

バルセロナのサグラダファミリア。2026年3月27日撮影(Aylin Mercan/Anadolu via Getty Images)

スペイン東部バルセロナはかねてより欧州で最も観光客の多い都市の1つだが、今年はこれまでとは一味違う年になりそうだ。その中心にあるのが、アントニ・ガウディの未完の傑作であり、スペインで最も多くの観光客を集めるサグラダファミリアだ。

サグラダファミリアには昨年、500万人近い観光客が訪れ、ガウディの没後100年に当たる今年は人気がさらに高まっている。同聖堂の建設の節目が世界からの注目を集めている。

バルセロナの観光名所は飽和状態

バルセロナ市当局は観光客の過密状態に対する懸念を強めている。当局は主要な観光名所への立ち入りを制限する案を検討しており、サグラダファミリア周辺では、人混みを管理するための新たな社会基盤整備が計画されている。同市はもはや単に観光客を受け入れるだけではなく、積極的に訪問者を管理しようとしているのだ。その成果は既に現場で目に見える形で現れている。

今月上旬時点で、サグラダファミリアの入場券は5月分までほぼ完売状態となっている。そこまで極端ではないにせよ、同様の傾向がガウディの作品であるグエル公園でも見られる。同公園では以前から入場時間帯の指定や入場者数の制限が実施されてきた。カンプノウ・スタジアムの改修工事に期待が高まるサッカーチーム、FCバルセロナの博物館やスタジアムツアーも同じような状況だ。これはもはや繁忙期特有の現象ではない。バルセロナでは、これが常態化しているのだ。

バルセロナですべきことは早めの予約

今年バルセロナを訪れる旅行者にたった1つだけ助言をするなら、「同市の主要な観光名所は、かなり前もって予約しておくこと」だ。

サグラダファミリアの場合、現在は数週間前から予約しておくことが必要で、夏休みや大型連休などの旅行の繁忙期にはさらに早い時期から入場券を確保しておかなければならない。グエル公園やその他の観光名所についても同様だ。通常は別途入場枠が割り当てられているガイド付きツアーでさえ、数日前に売り切れてしまうことがある。

当日になってから現地に行き、空きが出ることを期待するのは、もはや現実的な方法とは言えない。事前に予約しなかったからといって完全に機会を逃すとは限らないが、そういった事例も増えている。また、選択肢も限られることになる。

残っている予約枠は、早朝か夜遅い時間帯だけかもしれない。直前予約を受け付けているガイド付きツアーの料金は高額になる場合がある。場合によっては、第三者の販売業者を通じてのみ入手可能となり、大幅な割増価格が設定されることもある。

多くの観光客が2~3日しか滞在しない都市では、主要な観光名所を1~2カ所訪れられないだけで、旅行の印象が根本的に変わってしまうことがある。

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翻訳・編集=安藤清香

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