ホルムズ海峡の管轄をめぐって米国とイランが膠着する中、ホワイトハウスは米国時間4月24日、イランとの交渉を再開すると発表した。
カロライン・レビット報道官はフォックス・ニュースに対し、ホワイトハウスの交渉担当者であるスティーブ・ウィトコフとジャレッド・クシュナーが4月25日にパキスタンを訪れ、協議を行うと明らかにした。
レビットは「大統領が呼びかけた通り、イラン側から連絡があり、対面での協議を求めてきた」と述べ、「生産的な対話となり、合意に向けて前進できることを期待している」と付け加えた。
イランのアッバス・アラグチ外相は4月24日、「イスラマバード、マスカット、モスクワを歴訪する」とXに投稿した。しかし米国との会談については言及せず、「訪問の目的は、二国間問題についてパートナー国と緊密に連携し、地域情勢について協議することだ」と説明した。
ホルムズ海峡をめぐる対立により、和平合意に関する協議は今週初めから凍結されている。イラン側は、恒久的な和平合意にはイランの港を行き来する船舶に対する、米国の封鎖解除が条件であると主張。一方米国は、重要な石油輸航路である同海峡の支配権をイランが放棄するよう求めている。
両国は戦争を恒久的に終結させる合意から程遠い状況にあるように見えるが、ドナルド・トランプ大統領が無期限に延長した停戦により、戦闘は一時停止している。
複数の報道によると、J.D.バンス副大統領は交渉に直接参加しないが、遠隔で詳細な報告を受け、パキスタンへの渡航に備えて待機する。バンスは4月21日、イランが出席を確約しなかったとされることを受け、パキスタン訪問を中止していた。CNNによれば、イランの主要交渉担当者であるモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長も出席しない見通しだ。
イラン紛争が9週目に入る中、トランプ政権は解決の方法や時期についてほとんど明確な説明を示していない。ピート・ヘグセス国防長官は4月24日、米海軍による封鎖は「必要な限り」続くと述べた一方で、戦争は「終わりのないもの」にはならないと主張した。同長官は、米国はイランとの合意締結に「焦り」を抱えつつも、この紛争で目的を達成するための時間は「いくらでもある」と語った。
ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストによると、イランがホルムズ海峡に発見困難な機雷を敷設しており、イラン当局側もその位置を把握できていない可能性があるという。そのため、海峡の即時再開は不可能であることがここ数日でいっそう明らかになっている。国防総省当局者は今週、議会に対し、海峡の再開には6カ月かかる可能性があると報告したとされ、戦争による経済的影響が長期化する恐れがある。



