その他

2026.04.25 07:00

米空母ジョージ・H・W・ブッシュがインド洋に到着 中東に3隻目、対無人機レーザー兵器の試験も公表

演習のため大西洋を航行中の米空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」。2011年1月29日撮影(U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Nicholas Hall/Public domain, via Wikimedia Commons)

演習のため大西洋を航行中の米空母「ジョージ・H・W・ブッシュ」。2011年1月29日撮影(U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Nicholas Hall/Public domain, via Wikimedia Commons)

現在、米海軍の原子力空母3隻が米中央軍(CENTCOM)の担当地域で作戦行動を行っている。CENTCOMは23日午後、X(旧ツイッター)への投稿で、ニミッツ級空母の10番艦で最終艦の「ジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)」がインド洋に入ったことを確認した。

advertisement

中東方面では米空母「エイブラハム・リンカーン(CVN-72)」がアラビア海に派遣されているほか、米海軍の最新・最大の空母「ジェラルド・R・フォード(CVN-78)」が地中海からスエズ運河を通過して紅海で作戦行動を実施している。ジョージ・H・W・ブッシュは両空母に加わり、中東に展開する3隻目の超大型空母になった。

既報のとおり、USSジョージ・H・W・ブッシュは、紅海とアデン湾を結ぶバブ・エル・マンデブ海峡を抜けるのを避け、アフリカ南端の喜望峰を回る「遠回り」ルートをとったもようだ。米海軍の空母がこの海峡を通過したのは、知られる限り2023年12月の「ドワイト・D・アイゼンハワー(CVN-69)」が最後となっている。ジョージ・H・W・ブッシュは今年3月31日に米バージニア州のノーフォーク海軍基地を出港し、現在の展開を始めた。

advertisement

米海軍が3個空母打撃群の中東展開をいつまで続けるのかは見通せないが、これらのプレゼンスは中東での米海軍の火力を大幅に増強している。米国は4月13日にイランの港湾に対する海上封鎖を発表し、CENTCOMによればこれまでに商船少なくとも33隻が引き返すかイランの港に戻るよう指示されている。

一方、ジェラルド・R・フォードは23日時点で303日にわたって展開を続けており、米空母の展開期間としては、ベトナム戦争の最中の1972年4月10日から1973年3月3日まで332日にわたって洋上にあった「ミッドウェイ(CVA-41)」以来、最長となっている。

対ドローンレーザー兵器を艦上試験

ジョージ・H・W・ブッシュがCENTCOMの担当地域に到着する数日前には、米海軍が昨年秋、この空母で、米エアロバイロンメント製のパレット式レーザー兵器システム「LOCUST(ローカスト)」の実証試験に成功したことが公表された。当時はジョージ・H・W・ブッシュが現行の展開の準備を始めたころだ。

次ページ > LOCUSTとはどんな兵器なのか?

翻訳・編集=江戸伸禎

タグ:

advertisement

ForbesBrandVoice

人気記事