マーケティング

2026.05.04 09:15

バズっても売れない理由 消費者はインフルエンサーより友人を信頼する実態

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何かが欲しい時、「検索してから買う」というシンプルな流れはいまも通用しているのだろうか。株式会社シードが実施した調査からは、そうした従来の前提とは異なる現在の購買行動の実態が見えてきた。

【調査概要】
調査名:購買行動における情報接点と信頼度に関する実態調査
調査主体:株式会社シード
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年1月20日~1月26日
調査対象:日本在住の10代~70代以上の男女
有効回答数:1022人

購買行動は、直線から回遊へ

商品について調べる際、最初に利用するアプリやサイトは何を利用しているかの問いには、「検索エンジン」が最多となった。一方で、ECモールやSNS・動画サイト、公式サイト・公式アプリ、生成AI・AI検索なども利用されており、情報収集の入口はひとつに限られていないことがわかる。

商品購入前の情報収集は「検索一択」ではなく、ECモール・SNS・公式サイト・生成AIへ分散

検索は依然として重要な手段であるが、もはや唯一の入口ではないということだ。消費者はその時々の目的や状況に応じて複数の経路を使い分けており、購買に至るまでのプロセスは「検索→購入」の一直線ではなく、さまざまなところを行き来する形へと変化している。

購入はECモールが主戦場に 

オンラインで商品を購入したことがあるチャネルとしては、ECモールが最も高い割合を占めた。メーカーやブランドの公式サイトも約4割の人が利用しており、商品情報の確認や検討の場として活用されている様子がうかがえる。

オンライン購入チャネルは多極化しているが、基盤はなおECモールが握っている

しかし「最もよく利用する購入チャネル」となると、その構図は大きく変わる。ECモールが高い割合を維持する一方で、公式サイトは低い水準にとどまった。

最もよく使われる購入チャネルでは、ECモールの常用率が圧倒的に高い

この結果からは、公式サイトが商品への理解や確認の場として機能している一方で、実際の購入は比較のしやすさや利便性の高いECモールに集約されていることが読み取れる。

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文=福島はるみ

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