マーケティング

2026.05.04 09:15

バズっても売れない理由 消費者はインフルエンサーより友人を信頼する実態

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レビューは「買う理由」ではなく「失敗を避ける材料」に

ECサイトや比較サイトのユーザーレビューについては、多くの人がある程度の信頼を寄せていた。レビューはすでに特別な情報ではなく、購買判断の前提として広く利用されているようだ。

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ユーザーレビューは“ある程度信頼する”が多数派。もはや補足情報ではなく、購買判断の前提に

レビューの読み方にも特徴が見られる。最も多かったのは「高評価・低評価の両方をバランスよく読む」であり、「低評価を中心に読む」と回答した割合は「高評価を中心に読む」をわずかに上回った。

ユーザーは高評価だけを見ていない。低評価も含めて比較しながら“失敗しない買い物”を目指している

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消費者は高評価によって購入を後押しされるというよりも、低評価を含めて確認しながら、自分にとってのリスクや不一致を見極めている。レビューは「欲しくなるための情報」ではなく「失敗しないための判断材料」として機能しているようだ。

SNSは「きっかけ」、最終判断は信頼筋で

商品購入前の情報収集においてSNSや動画プラットフォームの存在感は高まっているが、最終的に信頼される情報源は異なる傾向が見られた。実際に、最終的に信頼する相手としては「友人・知人」が最多となり、「インフルエンサー」はそれを大きく下回る結果となった。

好きなインフルエンサーより、身近な友人・知人を信頼する人が最多。影響力と信頼の間には距離がある

SNSは認知や関心のきっかけとしては機能するものの、最終的な判断はより信頼性の高いと感じられる情報に基づいて行われているようだ。

購買は「納得して選ぶ」プロセスへ

今回の調査から見えてくるのは、消費者が単に慎重になったというよりも、購買に至るまでの判断プロセスが多層化しているという点だ。消費者は、検索・SNS・レビュー・ECモール・公式サイト、さらには実店舗まで、複数の情報を横断しながら比較・確認を重ね、最終的には自分自身で納得して選んでいる。企業にとってはこれらを前提とした情報発信の模索が、これまで以上に重要になってくるだろう。

引用元:シード(デジマ部)

プレスリリース

文=福島はるみ

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