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2026.04.24 09:00

仏ロレアル相続人の資産が1兆円近く増加 世界長者番付で20位に浮上

仏化粧品大手ロレアルの相続人フランソワーズ・ベタンクールメイエール。2019年10月3日撮影(Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images for Fondation Bettencourt-Schueller)

仏化粧品大手ロレアルの相続人フランソワーズ・ベタンクールメイエール。2019年10月3日撮影(Bertrand Rindoff Petroff/Getty Images for Fondation Bettencourt-Schueller)

仏化粧品大手ロレアルの第1四半期の売上高が増加したことを受け、23日に株価が急騰し、同社の相続人であるフランソワーズ・ベタンクールメイエールの純資産は約61億ドル(約9700億円)増加した。

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ロレアルの株価は23日、8.21%上昇し、373.20ユーロ(約7万円)となった。フォーブスの推計によると、株価の急騰により、ベタンクールメイエールの純資産は61億ドル増加し、944億ドル(約15兆円)となった。これにより、ベタンクールメイエールはフォーブスの世界長者番付でアジア一の富豪であるインドの実業家ムケシュ・アンバニを上回り、20位に浮上した。

ベタンクールメイエールは、推定資産1360億ドル(約22兆円)とされる米小売り大手ウォルマートの相続人であるアリス・ウォルトンに次ぐ、世界で2番目に裕福な女性だ。ベタンクールメイエールは昨年、ロレアルの取締役会から退き、副会長の座を息子のジャンビクトル・メイエールに譲った。

ロレアルは第1四半期の売上高が前年同期比7.6%増加し、121億5000万ユーロ(約2兆2700億円)に達したと発表した。3~4%程度の増加とみていたアナリストの予想を大幅に上回った。同社最大の2つの市場である米国と中国で昨年下半期に見られた回復傾向は直近の四半期も続き、「両市場で市場平均を上回る伸びを示した」という。

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一方、仏高級ブランドグループ、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンやケリング、仏エルメスといった競合他社は軒並み、中東地域での売上がイラン情勢の影響を受けていると報告している。LVMHは、ペルシャ湾岸諸国での消費の落ち込みや欧州の観光業の低迷により、第1四半期の売上高が前年同期比1%以上減少したと発表した。欧州で最も裕福な人物であるLVMHのベルナール・アルノー会長兼最高経営責任者(CEO)の資産は株価下落により、年初の1710億ドル(約27兆円)から23日には1480億ドル(約24兆円)へと減少した。

forbes.com 原文

翻訳・編集=安藤清香

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