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2026.04.23 16:00

レンタカー企業株が1カ月で700%上昇、ミーム株との違いは

piter2121 - stock.adobe.com

SRSは10年以上かけて計画的に、ペントウォーターはここ数カ月で急速に積み増し、供給が限られる状況を生んだ一方で、空売り筋の需要が株価を押し上げた。Vanda Researchによれば、上昇が加速するにつれて個人トレーダーも参入しているが、供給不足を生み出しているのは彼らではないという。

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エイビスは2021年にも、個人投資家に後押しされたミーム株だった。同社が市場予想を上回る決算を発表し、EVへの注力を表明すると、Redditの個人トレーダーが直ちに飛びついて株価を押し上げた。2021年11月には株価が最大545ドルまで上昇したが、その後、空売り筋の大半が(より高い価格であっても)買い戻して状況から離脱し、ソーシャルメディア発の個人投資家の関心が薄れると、株価は急落している。

データ分析企業S3 Partnersによれば、エイビスのショートスクイーズにより空売り筋が被った損失は50億ドルほどに上るという。

Forbesの評価

SRSは、億万長者のカルティク・サルマが運営しており、Forbesはその資産を約29億ドル(約4630億円)と推定している。エイビスはSRSにとって最大の保有銘柄で、同社が公開しているポートフォリオの約30%を占める。2021年、エイビス株がミーム株熱狂で急騰した際、サルマは帳簿上の億万長者となり、その年に個人として20億ドル(約3190億円)を稼いだ。株価急落で利益を失った後も、SRSは同社の持ち分を2021年の約30%から現在は約50%へと増やしている。

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今後の注目点

エイビスは米国時間5月7日に第1四半期決算を発表する予定だ。2026年第1四半期決算を控え、投資家は歴史的に高いコストが想定どおりかどうか、またTSA関連の旅行混乱の中でもレンタル価格と稼働率が実際に維持されたかどうかに注目するだろう。

もう1つの重要な論点は、経営陣が以前承認した500万株の公開市場への売却を進めるかどうかだ。これは苦戦する事業の追加資本を調達する手段としてスクイーズ前に設定されていたものだが、実行されれば一夜にしてショートスクイーズを終わらせることはほぼ確実である。

forbes.com 原文

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