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2026.04.23 09:30

イランがホルムズ海峡で船舶2隻を拿捕、別の1隻も攻撃

the U.S. Navy via Getty Images

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イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)は米国時間4月22日、ホルムズ海峡において船舶2隻を拿捕し、別の1隻を攻撃した。イラン国営メディアが伝えた。イラン政府は、ドナルド・トランプ大統領が21日に無期限延長を発表した停戦について、米国によるイラン港湾の封鎖継続は停戦違反に当たると主張している。

イラン国営メディアによれば、コンテナ船「MSCフランチェスカ」とリベリア船籍の「エパミノデス」はイランへと連行された。この動きは、米国がイランの船舶2隻を拿捕したことを受けてのものだ。

エパミノデスの管理会社であるテクノマールは22日午後、乗組員全員が「無事であり、所在も確認された」と述べた。

英海事機関のUKMTOが発出した警報によると、攻撃が発生したのはホルムズ海峡沿いのオマーン沿岸からちょうど北東の地点で、イランの砲艦は無線連絡を一切行わずに発砲を開始したという。

最初の警報から数時間後、UKMTOは改めて別の警報を発出した。ホルムズ海峡に近いイラン沿岸から約8海里の地点で航行中の貨物船が発砲を受けたという。

この最新情報では攻撃の実行主体については言及されておらず、被害の報告もない。乗組員は全員無事だとしている。

国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務総長は22日、一連の攻撃を「容認できない」ものだと非難し、船舶と乗組員の即時解放を求めるとともに、現地の状況は「極めて不安定」であると述べた。

なお、イラン国営メディアが報じた3件目の攻撃について、UKMTOは詳細を公表していない。

AP通信はイラン国営テレビの報道を引用し、イスラム革命防衛隊が2件の攻撃を認め、両船舶を自国の管理下に置いたと報じた。イラン国営テレビは、これらの船舶がMSCフランチェスカおよびエパミノデス(BBCによればギリシャ企業が所有)であると特定している。

イスラム革命防衛隊は国営メディアへの声明で、これらの船はイランの許可を得ることなく航行しており、「度重なる規則違反、航法支援システムの操作、およびホルムズ海峡からの秘密裏の脱出を試みた」と述べた。イランメディアのヌール・ニュースはこれに先立ち、船のうち1隻が「イラン軍の警告を無視した」と報じていた。また、ファルス通信やメフル通信などの複数メディアは、パナマ船籍の「ユーフォリア」もイスラム革命防衛隊の標的となり、現在はイラン沿岸付近で座礁していると伝えている。

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翻訳=江津拓哉

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