睡眠に関する悩みを持つ人は多く、このForbes Japan Web-newsでも睡眠の質を高めるための方策を何度も紹介してきた。ここにまたひとつ、新しい知見が登場したのでお伝えしておこう。それは、お掃除だ。
花王のホームケアブランド「クイックル」は、20〜60代の男女3128人を対象に、睡眠環境に関する意識調査を実施した。それによると、睡眠の満足度については、満足していない人の割合が73パーセントという高い結果が示された。

睡眠にとって寝室の環境は大変に重要だが、そこで寝室環境で気になる点を尋ねると、1位は「温度・湿度」、2位は「明るさ」、3位は「寝具の状態」などとなった。4位と6位には部屋の清潔さに関連する項目が入っているが、じつは、これが今回の注目点となる。

調査では、寝室を掃除する頻度と睡眠満足度に相関が示された。睡眠に満足していると答えた人の51パーセントが、週2回以上、寝室を掃除しているのに対して、睡眠に満足していない人では、週2回以上寝室を掃除している人は40パーセントと10ポイントも少なかったのだ。

睡眠に詳しい白濱龍太郎医師は、掃除をしない寝室にはハウスダストや花粉が溜まりやすく、それが鼻や喉の不快感につながり、睡眠の安定に重要な鼻呼吸を妨げると話す。
また睡眠には、日中に高まった交感神経を、眠りに向かう副交感神経優位の状態に穏やかに切り替えることが大切だが、毎晩、寝る前に同じ行動を繰り返すことが交感神経を「リセット」して入眠を整えるとのこと。それには、ストレッチなどの静かで単純で短時間で完結する行動が有効だという。
そこで白濱氏が勧めるのが、就寝前の短時間で行う「夜そうじ」だ。これなら、寝室を清潔に保ち、交感神経のリセットも同時に行える一石二鳥の習慣となる。
もうひとつ、ほのかな香りも入眠を助けるということで、夜そうじのついでに、いい香りの何かを置くのもいいだろう。



