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2026.04.22 12:15

次世代の起業家7人がピッチ 自動運転トラックとバーチャル内視鏡が受賞|RISING STAR AWARD 2026

Forbes JAPANが主催する、創業3年以内のスタートアップ起業家・経営陣を対象としたイベント「RISING STAR AWARD 2026」が4月16日、東京・恵比寿ガーデンプレイス内のザ・ガーデンルームで行われた。2019年のプロジェクト開始以来、8回目の開催となった。

ピッチイベントでは、次世代のユニコーン企業になる可能性を秘めた起業家たちが登場。130社を超える応募のなかから7社が編集部による事前審査を通過し、ピッチに臨んだ。

審査は、Forbes JAPANが毎年発表している「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」の2026年版でランクインした4人の投資家が務めた。

仁位朋之(SBIインベストメント 執行役員 海外投資部長)
長島 昭(ジャフコ グループ チーフキャピタリスト)
石倉壱彦(Akatsuki Ventures 代表取締役社長/Dawn Capital 代表パートナー)
水本尚宏(アント・イノベーションズ 代表取締役パートナー)

ピッチでは、自動運転、AI医療、素材・材料開発、シェアリングサービス、海洋観測といった幅広い領域で事業を展開するスタートアップが名を連ね、2人の起業家が受賞した。

1人目は、バーチャル内視鏡検査システム「AIM4CRC」を開発するBoston Medical Sciences 代表取締役CEOの岡本将輝だ。独自開発のAIによって、CT画像上で腸内に残った残渣をデジタル処理で取り除き、さらに腸管全体から既存の検査に劣らない精度でポリープを検出するなど、下剤不要の大腸検査を可能にする。審査員の仁位朋之は「ペインポイントが明確で、かつ独自にデータを収集して世界初の技術をつくり上げたことが非常に評価が高かった」とコメント。石倉壱彦も「テクノロジーによって『大腸検査に行こう』という人の行動変容を生み出していける点が素晴らしい」と評価した。

2人目は、大型トラック向け自動運転システムを開発するロボトラック 代表取締役CEOの羽賀雄介が受賞した。今年2月には新東名高速道路の新富士IC~浜松SAスマートIC間でレベル2相当の公道実証を実施し、期間中の総走行距離は約4800kmに達した。2028年度の製品上市を計画、ドライバー不足が深刻化する「2024年問題」の解決に挑む。審査員の長島昭は「物流業界の大きな課題に対し、本当に有効な解決アプローチ。社会実装まであと一歩というところまで来ている」とエールを送った。水本尚宏も「日本は自動車大国でありながら、自動運転技術を手がける会社はほとんど存在しない。産業全体を変える存在になってほしい」と期待を語った。

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文=加藤智朗 写真=大星直輝

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