2026.04.27 10:15

モン・サン・ミシェル3年連続1位も順位に変動あり 学んで行きたくなった世界遺産ランキング

プレスリリースより「

プレスリリースより「

世界遺産の数は現在1200件を超える。そのうち、名前を挙げられるものはいくつあるだろうか。また、実際に行きたいと思う場所はどれだけあるだろうか。

世界遺産検定を運営する世界遺産アカデミーが第62回検定受検者1622名を対象に「勉強して行きたくなった世界遺産」を調査した。

1位は今年もモン・サン・ミシェル(フランス)で、3年連続の首位を守った。しかし過去2年間不動だったトップ3に変動が生じている。

モン・サン・ミシェルとその湾 <フランス共和国|文化遺産>
モン・サン・ミシェルとその湾 <フランス共和国|文化遺産>

ウズベキスタンの名所が急浮上

2位の屋久島(日本)は前年と変わらないが、3位にサマルカンド(ウズベキスタン)が11ランク上昇して入った。「サマルカンド・ブルー」で知られるこの遺産は、第62回検定のメインビジュアルに採用されたほか、2025年のユネスコ総会の開催都市となったことでも注目を集めた。

文化交差路サマルカンド <ウズベキスタン共和国|文化遺産>
文化交差路サマルカンド <ウズベキスタン共和国|文化遺産>

トップ10全体を見ると、ヴェネツィア(イタリア・19ランク上昇で7位)、ケルンの大聖堂(ドイツ・5ランク上昇で8位)、ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑(ポーランド・5ランク上昇で9位)と、4つの遺産が新たにランクインした。

ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 <ポーランド共和国|文化遺産>
ヴィエリチカとボフニャの王立岩塩坑 <ポーランド共和国|文化遺産>

ヴェネツィアについては、地盤沈下による水没リスクやを学び、「今のうちに訪れたい」という声が多く寄せられたという。6位のアントニ・ガウディの作品群(スペイン)も、2026年のガウディ没後100年という節目が関心を高めている。

アントニ・ガウディの作品群 <スペイン|文化遺産>
アントニ・ガウディの作品群 <スペイン|文化遺産>

いずれも、検定の学習を通じて「今だからこそ行く理由」を知ったことが、順位に反映された形だ。

大幅に順位を上げた国立公園も

もう一つ目を引くのは、大幅に順位を上げた遺産の存在だ。

例えばブラジルのレンソイス・マラニャンセス国立公園が63ランク上昇して11位に入った。カナディアン・ロッキー山脈国立公園群(カナダ)も72ランク上昇で40位に、ローマの歴史地区(イタリア)が53ランク上昇で40位に浮上している。いずれも、学んで初めてその魅力を知り、行きたいという気持ちが生まれた遺産だといえる。

トップ50全体では日本国内の遺産が12件と最多を占めた。屋久島(2位)、姫路城(10位)に加え、紀伊山地の霊場と参詣道(14位)、佐渡島の金山(16位)、知床(17位)と、自然遺産から文化遺産まで幅広く名を連ねている。

姫路城 <日本国|文化遺産>
姫路城 <日本国|文化遺産>

深く知って行きたくなる遺産と、初めて知って行きたくなる遺産。知識が広げる旅の選択肢もまたおもしろいものだ。

【調査概要】 
調査対象:「第62回世界遺産検定」受検者(2025年11〜12月実施)
有効回答数:1622人 
調査期間:2025年12月15日〜2026年1月11日 
調査方法:インターネット 
出典:世界遺産検定

勉強して行きたくなった世界遺産ランキング

文=池田美樹

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